「kikkake(きっかけ)」
中原区は地域でサークル活動などを始めるための情報をまとめた冊子「kikkake(きっかけ)」を、4月上旬から区役所などで無料配布する。新住民に区内の団体や施設を知ってもらい、利用を促すことで、仲間づくりを後押ししたい考え。
冊子で紹介しているのは、地域団体、活動できる場所、情報発信するためのツール、助成金などの支援制度の4項目。
地域団体
なかはらっぱ(中原区民交流センター)などで活動している団体を掲載し、共通の趣味を通して仲間を見つける手段を紹介している。
活動できる場所
打ち合わせやイベントが行える場所としては、公共施設やレンタルスペースを紹介。区内に7カ所ある高齢者施設いこいの家や、10カ所あるこども文化センターは時間帯によって市民団体が無料で利用できるといった一般にはあまり知られていないミニ知識も盛り込むなど力を入れた。
情報発信するためのツール・支援制度
情報発信ツールでは、地域メディアをはじめ、SNSを活用しているインフルエンサーを紹介。市民団体を対象にした助成金、事業費や広報にかかる経費を支援する制度も案内し、活動を広げたい人の運営上の課題解決につなげる。
情報を一元化
「もっと地域で活動し、交流したい」という地元住民の声を受け、区の職員のアイデアで作成。これまでばらばらに紹介されていた各種団体や公共施設の情報を一元化した。スマホなどを使えば詳細がわかるサイトにもつながる。担当者は「新生活を始める人が増える時期。地域に目を向けてもらい、区内で活動する人たちを応援したい」と話す。
A5版・8ページ。2千部を発行し、4月上旬から区役所などで配布するほか、ウェブサイトでも閲覧できる。
(問)地域振興課【電話】044・744・3324