創業110年 相模原・町田のライフエンディングカンパニー「永田屋」。田中社長に聞く、成長を支えるきっかけは「理念経営」

(PR)
シェアする
創業110年 相模原・町田のライフエンディングカンパニー「永田屋」。田中社長に聞く、成長を支えるきっかけは「理念経営」
2023年版日本における働きがいのある会社ランキングでベストカンパニーに選ばれトロフィーを手にする田中社長

 2023年で創業110年を迎えた相模原・町田のライフエンディングカンパニー「株式会社永田屋」。ここ最近の同社は、マイナビ就職企業人気ランキングでエンディング業界から初のランクイン、2023年版日本における働きがいのある会社ランキングでベストカンパニーに選出、ホワイト企業アワード2021最優秀賞、グーグル口コミ件数は県内葬儀社の中で第1位になるなど、会社の成長と共に確実に周囲からの評判を上げています。

  • 今年で就任10年を迎えた田中大輔社長に、「これまで」と「これから」について話を聞きました。

相模原市緑区橋本にある本社

社長就任10年

 2023年の7月で社長に就任してちょうど10年の田中社長。「就任当時と比較して売上、拠点数、従業員数は3倍になった」と話します。しかし、全てが順風満帆だったというわけではありません。就任当時について、「社内の人間関係は良いとは言えず、信頼関係が築けている感じではなかった」と振り返ります。

 その理由を「私の考えに合わない社員は辞めていっても仕方ないと割り切っていた部分があって、人(社員)を変えようとしていた」と分析します。

これまでの10年を振り返り説明する田中社長

理念経営の大切さに気付いたことが転機に

 社長就任から間もなくして、先代である父・昭氏が亡くなります。「父の葬儀でいろいろな方に声を掛けられ、『感謝と貢献』の人生を送った父に自分と会社の目的を気付かされた」と話します。それは、会社の理念である『葬儀を通じて人の役に立ち地域社会に貢献する。共に働く従業員が物心共に豊かで幸せになり、一人一人が働く意味と誇りを感じ安心して将来を託せる会社になる』、つまり、『お客様、社員、地域』の三方よしを追求するということ。その中で「どのような会社になりたいのか」を考えた結果、「社員満足度を上げる」ことを決めます。

 そして、会社の理念をより追求するために「育成と採用」の重要性にも気付き、新卒採用にチャレンジ。その採用を理念共感型採用にシフトチェンジしました。新卒については6年で約50人を採用。毎年1000人以上のエントリーがあり、内定の承諾率は8割になります。「永田屋のこの理念を大事にしてくれる人を採用するようにして、入社してより良い人生を送れる会社づくりを徹底した」と続けます。

今年は会社の理念に共感した9人の新卒社員が入社しました

コントロールできることに集中

 考え方の転換も大きかったと付け加えます。「うまくいっていないと過去や他人のせいにしてしまうが、この2つは自分ではコントロールできない。自分でコントロールできることに集中しようと考えた。具体的には自分と未来」。そして、育成も社員の『できないこと』ではなく、『できること』に集中するようにしたと言います。

 「コミュニケーションは自分を理解させることではなく、相手を理解することだった」と話します。そのために個人面談を取り入れ社員の目的・目標を明確化したほか、働きやすい環境づくりに力を入れてきました。社員同士が感謝を伝え合う「サンクスカード」は現在、年間で3万枚のやりとりがあり、コミュニケーションランチや家族交流会の開催、栄養バランスが偏りがちな若い社員を気遣い「オフィスでやさい」など福利厚生も充実させ、さまざまな取り組みに挑戦しています。

若手社員が企画し始まった家族交流会

デジタルツールを最大限に活用

 また、デジタルツールを最大限に活用(DX化)。サービスの質を維持しながら時間に余裕を作ることで、社員の休日を増やすことにも成功しています。「社員には承認と期待を伝える。社内には、働いていて不安や恐れのない感謝できる文化をつくる。すると社員の自主性につながり、チャレンジする環境が生まれる。そんな社員の居場所を作ってあげることが大事」と話します。

DX化で時間の余裕を生むことで、社員同士のコミュニケーションも活発に

 そして、若手社員の研修、価値観教育については、「会社、職種、商品サービス、自分の4つの自信を高めることがとても大事」と話し、「社員に普段から関わる幹部の姿勢が社員の見方・捉え方を作る」と社員に影響力を持つ幹部育成の重要性も説きます。

「日々のフィードバックでは、社員がどうなりたいかを把握した上で、強化・改善を促す。フィードバックは相手に答えがあるので、事実を伝え、そのギャップで気付きを与える。ここでも人を変えようとしない」と話します。

フィードバックで社員の話を聞く田中社長。社員と話すときには「承認と期待」を伝えている

取り組みが成果へ

 ここまで取り組みの一部を紹介してきましたが、これらの取り組みは地道なもの。しかし、確実に成果が業績に結び付いています。

 数多くの表彰は冒頭で紹介した通り。田中社長は「葬祭業ということでマイナスのイメージを持つ人もいるが、『永田屋の葬儀は人の幸せを作ること』と社員全員が思っている。残された人の後悔と悲しみの涙を感謝と感動の涙に変えるのが永田屋の葬儀。そのために一体感のある組織であるために、同じ理念を共有できる人を採用するようにした。会社は人が全て」。そう確信しています。

理念共有ミーティング

 今後の会社の方向性について、田中社長は「当社は『ありがとう』と『働きがい』を創造し続けるサステナブルカンパニーとして、2045年までに日本一のライフエンディンググループをつくる」というビジョンを掲げています。

目指すのは、「究極の地域密着を追求し、人の後悔や孤独、不安、悲しみを和らげ、最終的に人の幸せの連鎖を作る会社」です。「お客様から感謝されることは社員の働きがいになる。それで善循環が生まれる。大変なこともあるが、社員がハイパフォーマンスを出せる環境づくりを心がけたい。そして、もっと地域に働きがいのある企業が増えていくことで、地域がより良くなっていけばうれしい」。

  • 「社員一人ひとりが主役」と話す田中社長。自身もチャレンジを続け、一人ひとりが輝く会社を目指していきます。

本村賢太郎市長から感謝状を受け取る田中社長。毎年、相模原市の社会福祉(生活保護分野)のために寄付を続けています

さがみはら緑・社長特集ページへ

住所

神奈川県相模原市緑区橋本8-1-1

問い合わせ

株式会社永田屋

電話

0120-177-166

0120-177-166

ホームページ

外部HPリンク

公開日:2023-05-23

関連タグ