麻生区町会連合会は先月、麻生区役所で総会を開き、宮野敏男会長(岡上町内会)の再任が決まった。宮野会長は「長寿日本一となった麻生区。区民の皆さんがより住みよいまちにしていけるよう、取り組みを強化していきたい」と抱負を語った。
同連合会は、区内107の町内会・自治会で構成された組織。総会では、岡本義雄氏(王禅寺町内会)、笠原勝浩氏(高石町会)、渡辺孝一氏(山口台自治会)の3氏の副会長への再任も決まった。
「各町内会・自治会の加入率の低下や、役員の担い手不足、高齢化が課題」と宮野会長。今後町連では、区民が各町内会・自治会の活動に参加しやすいようにITを用いた環境や、会合などに参加しなくても情報が共有できる仕組みづくりのサポートを行っていく予定。加えて、連合会の理事会を平日の夕方などに開催することも検討しているという。
宮野会長は「今年、新しい方が会長になった町内会・自治会が多い。新会長の研修会もオンラインで開催していきたい」と展望を語る。来年川崎市市制100周年を迎え、全国都市緑化かわさきフェアも行われる。「昨年の麻生区区制40周年と同じように盛り上げていけるよう、行政と協力してやっていきたい」と意欲を見せている。