小田原市中里の大型ショッピング施設「ダイナシティ」を運営する（株）ダイドーフォワードが、ダイナシティＷＥＳＴに隣接するかたちで建築中の新館にテナントとして「ユニクロ」「ＧＵ」が入ることを明らかにした。同社では点在する敷地内施設の回遊性や利便性を高める役割を新館に期待している。

来年春のオープンを予定している新館の名称は「ダイナシティＷＥＳＴ ＡＮＮＥＸ」。建物１階部分のほか、ＷＥＳＴ館２階にあるマロニエウォークからも出入りが可能な形態となる。

建物は２階層となり、売り場面積３１００平方メートル超は県西最大級となる。現時点では「ユニクロ」「ＧＵ」がどのような割合でＡＮＮＥＸ館を活用するかは未定。同社は新館が配置されることで、ＷＥＳＴ本館とダイナシティＥＡＳＴ、ダイナシティＷＡＬＫとの更なる回遊性向上を図る。

かつての面影を再現

ＡＮＮＥＸ館は同地にかつてあった（株）ダイドーリミテッド（旧・大同毛織（株））の紡績工場倉庫を思わせる「三角屋根」をモチーフにした建築デザインを採用。ダイナシティとして開業した１９９３年から創業30周年の節目を迎え、同社の歴史や背景にも目が向けられた外観となる予定だ。

ダイナシティは５月末から新館建設に伴い、ＷＥＳＴ館南側の駐車場（第４駐車場）を来年２月末まで閉鎖。期間中はタクシー乗り場や車いす利用者専用駐車場も別スペースに変更しており、閉鎖期間中は立体駐車場やその他の平面駐車場の利用を呼び掛けている。詳細等はダイナシティのホームページ（https://www.dynacity.jp/）で発表している。