横浜市港北区在住の女優、五大路子さんらが出演する朗読劇「真昼の夕焼け」が9月9日(土)、港北公会堂で上演される。主催は港北芸術祭実行委員会、港北区役所。制作は一般社団法人横浜夢座。
「このふるさとに、かつて何があったのか…」。主人公の健二が家に帰る途中、東神奈川駅付近で横浜大空襲に遭う。皆が逃げまどう中、健二は偶然そばにいた少女と一緒に荒れ果てた道を逃げる。大空襲が街や人に残すものとは、そしてまだ真昼のはずの空の色は――。
作品は、原作者の筧槙二さんが中学時代に遭遇した横浜大空襲の体験を書いたもの。出演は、五大さんのほか、高井清史さん、高橋和久さん(演出も)、大和田悠太さん、伊藤はるかさん。音楽は栗木健さん(パーカッション)。
第一部・朗読劇の後には第二部・トークショー「伝えたい 命の大切さを」が行われる。パネリストとして五大さんと平井誠二大倉精神文化研究所理事長、漆原順一港北区長が登壇する。横浜で被災した人へのインタビュー映像も流れる。
開演は午後2時(開場は30分前)。港北公会堂で販売する当日券は一般2000円・中学生以下1000円(未就学児入場不可)。前売券(7日まで販売)についての問い合わせ等は、港北区役所地域振興課【電話】045・540・2239へ。