神奈川県理学療法士会からのメッセージ「人生100年時代を生きる貴方へ」健康生活を支える理学療法士の仕事に迫りました<講座をWEB配信予定>

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神奈川県理学療法士会からのメッセージ「人生100年時代を生きる貴方へ」健康生活を支える理学療法士の仕事に迫りました<講座をWEB配信予定>

   怪我や病気になったとしても「自分の力で生活をする力を取り戻す」手助けをする理学療法士。病院や介護施設などで働く姿を見かけますが、デイケアやスポーツチームの専属トレーナーなど、活動領域は広がっています。理学療法士という呼称は多くの人に知られるようになりました。しかし仕事内容を簡単に説明することは難しく、どんな仕事と聞かれてもまだ理解されている方も少ないでしょう。

  • 神奈川県内の理学療法士でつくる神奈川県理学療法士学会の小田嶋裕之学会長に聞いてみました。

理学療法、理学療法士

 最初に理学療法とは、怪我や病気などで身体に障害のある人に対して動作機能の回復を図るために行うのが理学療法です。理学療法には、有酸素運動やストレッチングなどで筋力や関節可動域などの身体機能の改善を図る運動療法と電気やマッサージなどで循環障害を改善する物理療法があります。

 理学療法士はこれらの療法を通じ、患者それぞれの状態にあわせて最適な運動・訓練を行い、身体運動機能の回復を援助して自立を促します。リハビリテーションとは、翻訳すると「無くしたものを取り戻す」という意味です。取り戻す行動を取るのは、当人自身です。理学療法士は理学療法という手段を講じることによって当人たちが無くしたものを取り戻していくのです。

広がる活躍の場

 近年はスポーツ分野や、人生100年時代をいきいきと過ごすための高齢者の介護予防や健康増進、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病に対する指導など活躍の場が広がっています。

「これからは県民市民の皆さんが自分自身で健康を養う時代に入っていくのでしょう。もうすでに入っているのかもしれません。医療費や介護費用が上がっていくことは容易に想像がつきます。2025年問題や8050問題など徐々に身近な課題になっているはずです」

と小田嶋さんは言います。これらの問題に対して、理学療法士は「どのように人生を楽しむか」までプロデュースする活動が不可欠です。いかに怪我や病気と無縁の生活を目指し、人生を楽しむことが自ずと介護予防はもちろん心身共に健康の秘訣にする仕掛けが重要です。

県民公開講座をWEB配信

 理学療法士についてもっと知りたい、という方向けに、神奈川県理学療法士学会は2024年2月4日(日)、県民公開講座「見たい! 知りたい! つながりたい!」をWEBで配信します。

 今回の県民公開講座では古来より脈々と受け継がれた人類がどのように現代人まで進化してきたのか。それを健康な状態を保ち続けたと捉えるならば人類はどのような歴史を歩んできたか。新潟医療福祉大学教授で人類学者の奈良貴史さんが講演。昔から変わらず良かったこと、今も昔もこれだけは気をつけなくてはなど、生活のヒントが隠されているはずです。

申し込み方法は、第40回神奈川県理学療法士学会ホームページをご覧ください。順次準備を進めてまいります。

開催日

2024年2月4日(日)

ホームページ

外部HPリンク

公開日:2023-09-29

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