池辺町の杉山神社(都筑区池辺町2718)で9月23日(土)に開催する「例大祭」に向け、8月29日から約1カ月間、予行練習が行われている。
9月12日の練習には主催する池辺町連合自治会のメンバー14人が参加。神輿の露払いとして戦前から続いているという伝統行事「花籠の舞」を練習した。この花籠は自治会のメンバーが毎年、地元で採れた竹や和紙などを加工し、制作している。全長約3m50cm、重さ約15kgで、重心が上部にあるため、回すには相応の力と体力がいる。同自治会の栗原晃司会長は、「若い人がやってくれないと体力的に厳しい」と話す。近年、祭りの担い手不足が進み、舞をやるメンバーが減少しているという。「伝統あるお祭りだからこの先もずっとやっていけたら」と話した。
例大祭当日は、小・中学生を対象に飛び込み参加で「花籠の舞」を体験できる。
担ぎ手募集
また、花籠と並び名物の「いけべ神輿」も担ぎ手不足に悩む。同神輿は重量が約400kg以上あり、100人以上の担ぎ手が必要だという(原則自治会員のみ)。栗原会長は「せっかくなら見るだけでなく担いで欲しい」と話した。例大祭には4年ぶりに模擬店も出店。舞、神輿ともに午後1時から開始する。