Anker フロンタウン生田 健康や防災の拠点にも 浦野支配人インタビュー<川崎フロンターレ×タウンニュース>

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Anker フロンタウン生田 健康や防災の拠点にも 浦野支配人インタビュー<川崎フロンターレ×タウンニュース>
メイングラウンドの一つ「Anker フィールド」の前で施設を紹介する浦野支配人

 多摩区の生田浄水場用地に今春オープンした総合スポーツ施設「Anker フロンタウン生田」。川崎フロンターレのアカデミー(若手の育成組織)の活動拠点として国内外で活躍する選手を輩出していくとともに、市民向けに健康促進事業などを展開し、地域に寄り添う場を目指している。浦野珠里支配人に、施設の取り組みや今後の展望などを聞いた。

◇  ◇  ◇

―開設から半年が経ちました。

「当初の目的と変わることなく、アカデミーの練習拠点であることと、地域に密着した活動を進めていくという、2本立てで進めています」

―地域との取り組みを教えてください。

「川崎市と川崎フロンターレの間で6月に締結した多摩区のまちづくりに関する包括連携協定に基づき、地域スポーツに関する事業を展開しています。具体的には8月に川崎ブレイブサンダースさんの協力で夏休みバスケットボール体験会を行ったほか、通年でポールウォーキング&ストレッチ教室を開催しています。11月には多摩川ポールウォーキング&川崎フロンターレ観戦ツアーやキッズスポーツフェスタを予定しています。サッカーに固執せずさまざまなスポーツの橋渡しができるよう、お子さんから高齢者まで地域の多くの方々が選べるプログラムを用意し、多摩区と連携して企画を実施しています」

ヘルスケア事業や 防災啓発に注力へ

―今後の展望を教えてください。

「地域の皆さんに楽しんでいただける企画を実行できている状況が、徐々に生まれていると感じます。中でも、皆さんに健康で笑顔になってもらう機会として、通年で『フロンタウンフィットネス』を開催し、ヨガやストレッチなどさまざまなプログラムを用意しています。加えて今後は、皆さんに自分の体についてもっと知ってもらえるよう、体重や筋肉量、骨密度などを気軽にチェックして健康促進につなげてもらうヘルスケア事業の立ち上げを考えています。さらに、この施設は災害時の一時避難場所になっていますので、アカデミーの拠点、地域密着というこれまでの2つの柱に加えて、今後は防災に関する啓発活動にも力を入れていきたいと思っています」

公開日:2023-09-28