足のプロフェッショナル
ひざ痛、股関節通、巻き爪、タコ、ウオノメ、外反母趾――。身体を支えている重要な部位にもかかわらず、「足」にトラブルを抱えて困っているという人は少なくないと思います。
小田急線・JR南武線「登戸駅」から2分ほど歩いたビルの3階、「登戸整体 足の専門院」は、その名が示す通り、「足のプロフェッショナル」がいる整体院。足のトラブルに悩む人の、いわば「かけ込み寺」と言っていいでしょう。
川崎市出身・在住の今野院長
川崎市麻生区出身、多摩区在住の今野高志院長は、高校時代に所属していたサッカー部で、自分も含めた選手たちの健康を管理してくれたスポーツトレーナーを見て、その仕事に憧れを抱きました。高校卒業後は、夜間の専門学校でその道について学びながら、昼は川崎市内の接骨院で実務経験を積みました。
専門学校を卒業し、柔道整復師の資格を取得したあとは、東京都内の整形外科医院に10年間勤務。その間も、休みの日は高校の専属トレーナーとして部活動に励む選手たちをケアしたり、鍼灸接骨院の仕事を手伝うなど、さまざまな実績を重ねてきました。川崎市出身の友風さんが所属する二所ノ関部屋にも出入りし、力士の体調管理なども行っていたそう。どうりで、院内にはお相撲さんの大きな手形がおされた色紙がずらりと並んでいます。
健康は足から
そんな今野院長、整形外科で1日40人以上の体調管理に携わるうちに、「足」が身体全体の健康に大きく関与しているのではないかと考えるようになりました。上半身に不調を訴える患者さんは、足にもトラブルを抱えていることが多いと感じたそうです。
「そのことに気づくまでは、身体に痛みがあるかないかを基準にして患者さんの状態の良し悪しを判断していました。しかし、そうすると良くなる人とそうでない人がいらしたのです。一時的に痛みがおさまっても、また痛くなって来院される。感覚的に、2割ぐらいの患者さんを完全には救えていなかったと思います」
と今野院長。
- 「そこで、靴の中に入れるインソール(中敷き)の勉強を始めたのですが、そうしたら、歩き方が良くなっている人は、体の状態も良くなっているということに気づいたのです」
足爪補正士の資格も取得
こうして「歩き」に着目した今野院長は、歩き方の良くない人は、足になんらかの悩みを抱えていることが多いという考えに至りました。
「健康な体を足からサポートしよう」と、足のプロフェッショナルを目指し、巻き爪を施術するため足爪補正士の資格も取得。足のトラブル全般に対応できる知識と技術を磨きあげました。「足は常に地面と接している唯一の部分なので、どんな状態でもストレスを受けてしまう。日常生活への影響が大きいのです」
生まれ育った地域に貢献
生まれ育った地域に貢献でき、かつ、自宅に近い場所で子育てに携わりながら仕事がしたい――。そんな思いのあった今野院長は、足のケアに特化した整体院を登戸に開院することを決意しました。
エリア内に病院やクリニックが集積しており、患者さんが来院しやすいだろうと考えたことも登戸を選んだ理由の一つだそうです。今野院長は、「地域に住む皆さんの健康づくりを、足からサポートできれば」と話します。
まず、「歩き方」を見る
「歩き方を見ればどこが悪いかはだいたい分かります」と今野院長。
- 「当院では、まず歩き方を見せていただいています。そこから問診をし、身体の中でさぼっている部位を見つけます。そこがしっかり動くよう働きかけるのが、基本的な施術になります」
施術は1回7,000円。初回に限り、2,980円で受け付けています。
- 「施術をするにも信頼関係が必要です。せっかく私に施術をさせていただくからには、まず、相性をみていただければ。そのために、最初は来院していただきやすい料金にしています。1回で良くなればそれに越したことはありませんが」。
施術の時間は、初回は1時間程度。2回目以降は1回30分か1時間を選びます。
オーダーメイドでインソールを製作
今野院長は、有効な施術の一つとして、インソールのオーダーメイドにも力を入れています。「手技や運動の指導と併せて、自分の足に合ったインソールを入れて靴の中の環境を良くしていただくことで、より効果を実感していただけると思います」と今野院長。
1枚22,000円で製作しており、リピーターや、口コミで購入を希望する人も多いそうです。「私の子どもの靴にも入れています」とは笑顔で話す今野院長。
無料で体験もできるので、気になる人は一度問い合わせてみては。
「悪くなる」プロセスも伝える
話をすればするほど、「誠実」という言葉が当てはまる今野院長。患者さんの身体の状態を説明して納得してもらい、一人一人に適した施術をする中で、あえて「状態が悪くなる運動」も伝えているそう。
- 「良くなることだけではなく、悪くなるプロセスもあるということを知ってもらい、日常生活の中でその動きを避けていただくよう努めています」と今野院長は思いを話します。
今野院長のもとには、「整形外科や接骨院にも行ったが、ひざ痛や股関節痛、腰痛が良くならない」という相談が多いそう。その原因は「足」にあるのかも。悩んでいる人は、一度、同院に相談してみては。