かつて南区にあった眞葛焼の窯場や太田道灌（どうかん）屋敷などを知るイベント「みなみ力!!歴史講演会」が12月13日午後６時から、みなみん（南公会堂）で行われる。主催は太田東部地区の住民らによる横浜・南太田盛り上げ実行委員会。南区制80周年を記念した初企画。
　庚台には明治初期、陶芸家の宮川香山が窯を設け、輸出向けの「眞葛焼」を作っていた。作品は今も高く評価され、海外にもファンがいるほど。江戸城を築城した戦国武将・太田道灌の屋敷は、現在の太田小学校の場所とされている。
　こうした歴史を知り、地域へ愛着を持ってもらおうとイベントが企画された。講演会には、眞葛焼をコレクションしている神奈川区にある「宮川香山 眞葛ミュージアム」の館長を務める山本博士さん、気象予報士で城に詳しい久保井朝美さん、歴史＆山城ナビゲーターとして活動する山城ガールむつみさんらが参加。
　正午から午後６時までは小机城のジオラマ展示、眞葛焼のパネル展、ダンスレッスンなどがある（入場無料）。
　講演会の入場料は前売り１５００円、当日１９００円。高校生以下は無料。問い合わせは同実行委員会事務局【電話】０９０・５７５１・３２８８。