吉沢少年野球部が、12月25日(月)から三重県で始まる全国大会に出場する。創部初の全国出場となるが、高い壁となっているのが高額な遠征費。チームは募金活動を通して支援を呼び掛けている。
吉沢・土屋小学校の児童が所属する同野球部は、今夏に行われた県大会に平塚代表として出場し2冠を達成するなど活躍が認められ、全国大会への推薦を受けた。全国出場は1975年の創部以来初の快挙だ。
しかし、チームはある問題に頭を悩ませている。開催地となる三重県への移動や宿泊などにかかる遠征費だ。選手15人と指導者、父母など総勢40人規模で現地入りするため、200万円近い経費が掛かるという。
全国出場が決まった11月下旬以降、チームは急きょ募金活動を開始。練習日に吉沢小学校のグラウンドで支援を呼び掛けるほか、吉沢公民館にチラシを貼って協力を募っている。12月上旬からはクラウドファンディングでの資金集めも始めた。
地域住民などからの寄付により、4日までに80万円ほどが集まった。監督の芭蕉直人さんは「地域の皆さんに支えられて活動できている。本当にありがたい」と支援に感謝する。父母会代表の吉岡さやかさんも、「数少ないチャンスをチーム一丸でつかむことができた。本番も頑張ってほしい」とエールを送った。
募金実施日はグラウンドが16日(土)午後1時〜3時、23日(土)午前9時〜11時と午後1時〜3時。公民館は18日(月)午前9時〜11時。