相模原市を中心に県内外で屋根補修や外壁塗装などの工事を手掛けているのが、中央区水郷田名に本社を構える「株式会社首都圏ハウスメンテナンス」です。イメージキャラクター「ゼットくん」の看板は相模原市民ならお馴染みのはず。丁寧な姿勢と高い技術力でＧｏｏｇｌｅの口コミでも常に高評価を得るその経営とは、鈴木隼人社長に話を聞いてみました。

丁寧な姿勢に高評価

「施工することが仕事ですが、私たちはただ施工するだけではありません。お客様を喜ばせる施工、対応を心がけ、全力で全てのサービス、技術を提供しています」とキッパリ。

同社は２００８年に創業しました。「お客様満足度地域ナンバーワン」を掲げて、一般住宅の屋根工事から外壁塗装、店舗の工事、マンション屋上防水工事まで幅広く手掛けてきました。現在では年間で数百件の工事を行い、顧客からの高い信頼を築いています。

「何よりも優先すべきはお客様の考え、予算、家の状態です。お客様が必要としていること、困っていることに対して、予算内で最大限のサービスを提供することが『私たちの仕事』と考えています」と鈴木社長。「私たちは日々数多くのお客様と接していますが、お客様にとって工事は絶対に失敗できない一生に一度の機会かもしれません。１件１件皆様にとって大切な機会を全力で丁寧に対応します」

現在、Ｇｏｏｇｌｅの口コミでは５つ星評価を更新中。「ネット上での声はお客様の生の声。直接言えないことでもネット上の声から聞こえてくる。これからもお客様が求めていることに対して誠実にひたむきに取り組んでいきたい」と話します。

適正な工事って？

一般的に家の塗り替えのサイクルは10年に１度とも言われていますが、なぜ必要なのでしょうか。この問いに鈴木社長は「本来の目的は建物に防水を施して耐久性を高め、寿命を延ばすことです。そして美観を保つことも住み手にとっては重要なことです」と答えます。

ただ、近年は塗装技術の向上や塗料自体の長寿命化が進み、塗り替えのサイクルを一般論で語るのは難しいといいます。

「大切なことは『大事に至る』前に対応すること。壁のひび割れや塗膜の劣化といったシグナルを見落としてはいけない。そのシグナルを見極め、適切な塗り替え時期を提案するのが私たちプロの役割です。すぐに工事の受注を取りたいからと言って、煽るような提案はしません」。

最近では屋根補修や外壁塗装を巡り、悪徳な業者による強引な営業でトラブルになるケースも指摘されています。

「私たちは適正な価格で適正な工事を適切なタイミングで実施することを提案しています。屋根や外壁で困ったことや気になることがあれば、気軽にご相談ください」と話しています。

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地域貢献にも積極的

同社は「さがみはらＳＤＧｓパートナー」に登録し、外壁塗装、屋根修理を通じて地域貢献・社会貢献にも積極的に取り組んでいます。外壁塗装には水性などの環境配慮型の塗料や、建物の温度を下げて冷房の使用量の削減に効果がある塗料などを積極的に導入しています。

またボランティアとしても地域に技術を提供。麻溝公園・動物ふれあい広場の門扉やオブジェを無償で塗り替える活動を行っています。

鈴木社長は「相模原には、自分も自分の子どもも育ててもらった場所があり、人がいる。これからもボランティアとして自分たちの技術やサービスを提供していきたい」と話しています。

ボランティアで看板やオブジェを塗り替える同社スタッフ