明治学院大学の新しい応援歌を、同大卒業生で東京スカパラダイスオーケストラのドラマー茂木欣一さんが制作した。横浜市戸塚区上倉田町の横浜キャンパスで３月26日、同大チアリーディング部やブラスバンド部などが学生らの前で茂木さんと応援歌を初披露した。

今回の応援歌は、学生の保護者らによる明治学院大学保証人会の創立60周年記念事業として、昨年６月頃に茂木さんに制作が依頼された。同大応援歌はこれまで卒業生が制作した２曲があり、今回は第３応援歌として作られた。今後は学内で６月、応援団による正式な上演を経て、学内関係者が誰でも口ずさめる応援歌を目指して周知を図っていくという。

応援歌に込めた思いを語る茂木欣一さん

茂木さんは１９８７年に入学後、音楽サークル「ソングライツ」でバンド「フィッシュマンズ」を結成。２００１年には東京スカパラダイスオーケストラに正式加入し、海外ツアーや大型フェスに出演するなど、世界的に活躍している。

明治学院大学の「絆」に思い込めて

新応援歌のタイトルは「M.G.Glorious」。学生を力強く後押しし、勇気を与える歌詞とメロディラインで構成された楽曲だ。作詞・作曲を手掛けた茂木さんは普段、日本語作詞の機会はあまりないというが、学生当時の頃を頭に思い描くうち、自然と言葉が下りてきたという。最後の歌詞「固く結ばれた絆　われら明治学院」には、「友達の絆、卒業生として絆を結ばせてもらった喜びの気持ちも込めた。皆さんにとって、未来へ進む励みの曲となったらうれしい」と思いを語った。

学生と一緒に応援歌を披露する茂木欣一さん

「ソングライツ」現役学生がアレンジも

26日は屋外での披露を予定していたが、雨天のため会場が室内に変更され、スポーツ部の学生ら約２００人が集まった。事前に曲を渡され、練習を重ねたチアリーディング部による演技とブラスバンド部による演奏の中、茂木さん自らが歌唱。

会場を沸かせたソングライツの演奏

その後、現役のソングライツ所属のバンドメンバー３人が登場し、「２番も勝手に作っちゃいました」と、パンク風にアレンジしたバンド演奏と、横浜キャンパスをイメージした２番の歌詞も併せて披露。会場を大いに盛り上げた。

これに対し茂木さんは「曲ができた時、パンキッシュアレンジをしたらいいなと思っていた。これぞソングライツだね。最高」と褒めたたえていた。

応援団とチアリーディング部による演技披露も