35を超えるアート展示
この催しは、エム・パークを運営する「株式会社Den」の藤田将友代表と、溝口の造園業「みつや園」の三家恵伍代表が立ち上げた「まちの植育研究所」などが、2021年から手掛けているもの。
今回は「川崎発の緑化アートプロジェクト『ZŌEN ~動く森展~』 」と銘打ち、造園作家とアート作家による挑戦的な屋外展示を実施。4月13日㈯から21日㈰までの期間中、35を超えるアート展示がエム・パークおよび東急田園都市線・溝の口駅前のキラリデッキにお目見えし、来場者等の興味・関心を誘う内容となっている。
『poets on the liquid』opening showcase 2024年4月13日(土) 17:00-
映像作家×詩人×音楽家による植物にまつわるインスタレーション
『FIVE SEASONS – The Gardens of Piet Oudolf -』 庭園上映会 2024年4月20日(土)17:00-
ピィト・アゥドルフさんの世界観がもたらす植物の美しさにあらためて気づくキッカケ
英国発祥の手法を採用
溝口駅周辺は都市化が進み、川崎市の緑化推進重点地区にも指定されているエリア。
ここで三家さんらはイギリス発祥の「ゲリラガーデニング」という手法にならい、都市空間に突然緑が現れるイメージを標榜。造園家や庭師、ガーデナー、植木屋のアーティストたちを中心に、まちなか再生やクリエイティブなことに情熱を注ぐメンバーが県内外から集結し「造園の可能性」を広く伝えるべく、精力的な活動を展開している。
造園家の「対抗戦」も
今回の催しは「緑化による溝口の魅力向上」や「庭師、造園事業者のイメージアップ」、さらには「脱炭素および循環型社会に向けた市民の行動変容の促進」などといった開催趣旨を内包しているだけにプログラムも多彩。
神奈川県と静岡県の造園家が人気投票による3対3の対抗戦を行うほか、都市緑化、地域や民間でできる緑化の在り様などについて語るパネルディスカッションなどが予定されている。
『庭師たちの対抗戦 2024』会場内における投票企画
天空の坪庭と(静岡)とZŌEN(神奈川)との3対3の負けられないチーム戦
『GREENING CHATT!!』業界気鋭のパネラーによるトークセッション
日本の都市緑化、地域や民間でできる緑化の在り様などについて語りが繰り広げられます。
- 2024年4月13日(土) 14:00-「庭の無い街 ~民間緑地の可能性~」
- 2024年4月21日(日) 14:00-「Greening Takatsuのこれから」
「50年後」見据えて
さらに、地元企業や団体による「アップサイクルの教室」やワークショップ、関連商品の販売・展示をはじめ、リフレッシュヨガのレクチャーや各種フード販売など、老若男女問わず楽しめる環境系コンテンツが数多く用意される。
開催時間は午前10時から午後4時(土・日は午後8時)まで。入場無料、荒天中止。13日と20日のみ別途有料プログラムとして日没後、音と映像のインスタレーション、および映画上映が行われる(その他、催し詳細は右上二次元コード参照)。
藤田さんは「50年先を見据え、緑のある豊かなまちづくりにつながる機会になれば」と話し、多くの来場を呼び掛けている。
『エコシティかわさきフェス』2024年4月13日(土)・14日(日) 10:00-16:00
「地球沸騰」と表現されるほどに急速に気候危機が進んでいます。より多くの市民と出会い、対策の必要性についての気づきをつくります。
これまでの活動
これまでの様子が、タウンニュースの記事で掲載されています
川崎周辺造園家ら溝口の緑化促進へ一手 意識向上目指しイベント
https://www.townnews.co.jp/0202/2022/04/15/621097.html