個人店が元気な街、茅ヶ崎!
茅ヶ崎はとにかく個人店が元気!
個性的で旨いし、しかも東京と比べてリーズナブル!
前回紹介したルニコアオーミナミもルニコの夏祭りに参加したお店も基本個人店なんけど、どのお店もマジで旨いんよ!
地元愛がすぎる街、茅ヶ崎!
個人店が元気な理由はたぶん茅ヶ崎への愛が凄いからだと思う。
観光地のお土産とかで地名がデカデカと入ったTシャツとかはよくあるけど、地元で地元の人が日常的に茅ヶ崎とかCHIGASAKIってデカデカと書いてある服を着とる人がこんなに多い街ってそんなにないんじゃん?
少なくとも移住する前に長年住んどった東京の明大前では明大前Tシャツなんか見たことないでね。(笑)
隣町の藤沢とかでさえ見たことある?
地元が藤沢のカミさんに聞いたけど日常的に藤沢とかFUJISAWAって書かれたTシャツ来とる人なんか見たことないって(笑)
つまり地元出身の料理人はもちろん、外から茅ヶ崎に移り住んでお店を出そうって思う人はこの街ならではなお店をやりたい!って強い意志と熱烈な愛があると思うんよね。
だで個人店が個性的で美味しくて元気なんだと思う!
キングオブザローカル!?ウィッシュボーン!
そんな地元愛が強すぎる街、茅ヶ崎において一際ザ・ローカルなお店がある。
それがウィッシュボーン!
先に断っておくが店主の倉くんは茅ヶ崎出身じゃなく埼玉出身だ。
でもどのお店よりもウィッシュボーンはザ・ローカルなお店なんよな。
ザ・ローカルと言っても全然ウェルカムなお店なんで安心して先を読み進んでくれ!
実は移住前からウィッシュボーンが気になっとった!
ウィッシュボーンは移住前から知っとった。
実は店主の倉くんの幼馴染がワシの信頼するレコーディングエンジニアだったから。
ワシが唄ったNARUTOの主題歌「バッチコイ!!!」をレコーディングしてミックスしたのもその幼馴染のKORNくんなんよね。
茅ヶ崎に土地を買ったばっかの頃、所属アーティストのレコーディングで所沢のKORNくんスタジオに行った時に「茅ヶ崎にスタジオ付きの家を建てる」って話したら「茅ヶ崎で幼馴染が居酒屋やっとるよ」って聞いたんよ。
それがウィッシュボーンだった。
ウィッシュボーンは入りにくそう!?
だで茅ヶ崎に移住する前から何度かお店の前を通ってお店の様子を覗いたんけど、まだ夕方なのにいつも賑わっとって席もたいがいいっぱいで一見入りにくい感じだった。
でも実は全然そんなことないよ。
店主の倉くんもおカミの真澄んも最高に人情深い人だし常連さんも濃いけどみんないい人でウェルカムなお店。
ただ濃すぎるお店ってことは間違いないが(笑)
そりゃ漁師なんだもんお魚が旨いに決まっとる!
実は店主の倉くんは現役の漁師で毎朝海に出て漁をやっとる。
そりゃお刺身とか魚料理が旨いに決まっとるじゃん。
漁師が自分でとってきた魚やプロの目利きで仕入れた魚をお店で出しとるんだでね。
眉村ちあきボーカルで小田原発の全国の水産業を応援する曲「オー!サカナ!!」のサウンドプロデュースをしたんけど相模湾は偉大だね。
こんな旨い魚が日常的に食えるんだで海の近くに暮らすってのは幸せなことだと思う。
オー!サカナ!!Official Music Video
でもウィッシュボーンは焼き鳥屋!?
漁師が営む居酒屋だで魚が旨いのはそりゃそうなんけど、ウィッシュがすげーのは魚だけじゃなく焼き鳥もピカイチなんよな。
これまた茅ヶ崎の超名店のカナリヤの店主ひろしくんと「ウィッシュは焼き鳥屋!」って話で盛り上がったぐらい串には定評がある。
低温調理のレバ刺しとかある日もあってレバー好きにはたまらんお店。
まずはテキトーから!
常連さんのお気に入りのメニューは「ウチのテキトーシリーズ」(笑)
テキトーを2人前で!とか店主に言うだけでその日のお勧めの気の利いた美味しいおつまみがどんどん出てくる。
新鮮な食材に丁寧な仕事が入った格別なテキトーがいろいろ楽しめちゃう。
しかも1人前1000円ぐらいと超リーズナブルだで初めての人は勇気をもって店主に「テキトーでお願いします!」って言ってみよう。
テキトーが終わってまだ食べたければ串や刺身を追加注文すればいろんなもんを食えるぞ!
店主曰く、千円札何枚か握りしめて飲みに来て満足して帰って欲しいというコンセプトのお店。
そういえば夫婦で散々食って飲んでも1万円超えたことがないかも。昨日も2人で6000円台だった。
実はしっかり修行した本物の料理人
倉くんや常連さんたちと仲良しになって一緒にラーメン食いに行ったり、我が家でホームパーティーやったりしとるもんでプライベートも知っとるんけど知れば知るほどいいやつなんよ。
愛すべきおバカさんがすぎるけど(笑)
こんなファンキーな店主だでノリで居酒屋始めたんだろ?って思っとる人もおるかもしれんが、茅ヶ崎で誰もが知るあの老舗料理屋で若い頃からしっかり修行した本物の料理人。
本物なのは厨房の綺麗さと味でわかると思うけど、なんせキャラがファンキーすぎるもんで料理人だってことをたまに忘れる(笑)
しばらく旅に出ます!?
ウィッシュボーンの夫婦はとにかくよく働くんよ。
倉くんは夜中までお店やって仮眠して漁に出て市場に仕入れに行って仕込みして途中ラーメン食いに行って?15時からお店オープン。営業中はオカミの真澄んがお客さんをテキパキ気持ちよく捌いていつの間にかテキーラ大会が始まる(笑)
そんな忙しい毎日を過ごしとるから何ヶ月に一回、お店を休みにして旅に出る。
夫婦で日本最北端まで行ったり、日本海までチャリで行ったりとか旅の内容もファンキー。
最近の旅はメキシコの旅。
そんでお客さん的に嬉しいのがその旅で仕入れてきた新しい食材や特別メニューが楽しめるんよ。
しかもこんな風にどれもウィッシュボーン的なアレンジが加わっとってど旨い!
締めも充実!
ガッツリ食って飲める店としては締めのメニューも重要!
その点でもウィッシュボーンは最高なんよ。
パスタや丼もあるもんで絶対締めまで楽しんでくれい!
でも腹一杯になりすぎてワシでも締めまで行けんこともあるけどね。
ライブやイベントも出来る!?
ウィッシュボーンにはギターが置いてあるから無茶振りされて何度か唄ったことがある。
ワシの声量だと大概のお店は音量的にNGなんけどウィッシュは全開でも歌わせてくれるからありがたい(笑)
これは3月11日に防災士まこぴちゃん主催の防災を考えるイベントで被災地での支援活動について話をさせてもらってミニライブやった時の模様。
この防災を考えるイベントは三陸の美味しいものを取り寄せてみんなで味わおうというウィッシュならではなイベントでもあったんよね。
とにかく店主夫婦の人柄に慕う常連さんでいつも賑わっとるお店なんよ。
啜りの美学とは?
この連載のきっかけになった音楽作品「茅ヶ崎グルメガイド」とは、ワシが大好きな茅ヶ崎のお店のCMソングを好き勝手に作って全世界にリリースしちゃうという狂った企画。
12曲やろうって始めたんけどすでに9曲が完成しとる。
その第一弾が「啜りの美学〜WISH BONE to be Child」という曲だった。
この歌が生まれたきっかけはウィッシュの常連であり、最初にウィッシュに連れてってくれた“茅ヶ崎のミスターピーターパン”無茶振りサカイくんから「ウィッシュの常連で朝からラーメン食いに行く部活があるんで、そのテーマソング作ってくださいよ」って無茶振りされたから(笑)
ウィッシュボーンに連れてってもらってから、茅ヶ崎ネバーランド会と称して一緒にいろんな美味しいお店に食べに行っとる仲良し夫婦。
旦那の無茶振りが過ぎるけどこの夫婦との出会いがワシの茅ヶ崎ライフを加速してくれたのは間違いない。
ちなみにルニコの夏祭りのテーマを1週間で作曲からレコーディングまでして夏祭りまでに全世界にリリースできるように大急ぎで手続きをするハメになったのもコイツのせいだ(笑)
そのおかげで今年の夏は超楽しめたけどね。
「啜りの美学〜WISH BONE to be Child」とは、ウィッシュでテキーラとかガッツリ飲んで二日酔いで気持ち悪かったり頭が痛かったりしても、早起きして這ってでもラーメン屋に行く男たちへの応援歌(笑)
この歌の背景を知らないカミさんに出来た歌を聞かせたらびっくりされた。
歌詞だけ見るとビジュアル系みたいだでキャラ違うじゃんってね(笑)
この曲の背景を理解した上でこの歌を聴くとなかなか味わい深いと思う。
夢と現実の狭間にはラーメンがあるんだでね(笑)
WISH BONE to be ChildとはもちろんBone To Be Wildにかけてある。
子供のまま行こうぜ!ってメッセージを込めてある。
永遠の小5男子ピーターパンおじさん達のテーマソングなんよな。
店主と常連さんがうちのスタジオに来てコーラスをレコーディング!
そのレコーディング風景も楽しめる映像も是非!
「啜りの美学〜WISH BONE to be Child」は、Apple MusicやSpotifyでも聴けるし、インスタやTikTokのリールやストーリーでも使えるんでじゃんじゃん使って欲しい!
https://big-up.style/O7BEDO4TC5
ハンサム判治プロフィール
茅ヶ崎在住の海の上の絶叫詩人、音楽プロデューサー。
ハンサム兄弟/デブパレード/HANZI BAND/ゴリラ人間ズのボーカル、ウクレレ大使。
SUPで烏帽子岩に行って歌う姿から「茅ヶ崎の赤い烏帽子岩」と呼ばれるようになる。
「NARUTO」「CR天才バカボン」等のアニソン、「グリコカフェオーレ」「ロッテWAVE(松井秀喜)」「JR東日本」等のCMソング、プレステ「ギタドラ」のゲーム音楽などを手がける。
NHK Eテレアニメ「オトッペ」のCDを自ら経営するハンサムレコーズからリリースするなど子どもの音楽教育にも深く関わる。
小田原発、眉村ちあきボーカルで全国の水産業を盛り上げるための応援歌「オー!サカナ!!」のアレンジ、レコーディング、サウンドプロデュースを手がけビートメイカーとしてもメジャーデビュー。
2021年茅ヶ崎移住を機に地域密着型レーベル「湘南レコーズ」を設立し湘南地域から世界に通用するアーティストを排出するプロジェクトをスタート。
6歳児から69歳までの地元アーティストや茅ヶ崎支援学校の生徒と卒業生もプロデュースし歌手デビューに導く。
現在も音楽プロデュース業と並行して、絶叫青春ジャズバンド「ゴリラ人間ズ」を中心に自らの音楽活動も精力的に展開している。
2024年11月23日開催の「ワンオーシャンフェス」と2025年1月26日開催の「湘南ウクレレフェス」という2つのフェスの主催者として、茅ヶ崎をもっともっと音楽の街として盛り上げるために奮闘中!