市制100周年を迎えた川崎市は、ウオーキングアプリを活用した健康ポイント事業「かわさきTEKTEK」と、飲食店の自慢の一品をテーマに市民投票等によりグランプリ店舗を決定する「かわさきAKINAI AWARD #かわさき推しメシ」がコラボした「特別スタンプラリー」を実施します。期間は2024年10月15日~2025年1月31日です。
スマートフォン用ウォーキングアプリ「かわさきTEKTEK」をインストールすることで誰でも参加することができます。スタンプラリーの詳細はこの記事の最後で紹介します!
歩いた分だけ子どもたちに還元できるってホント?「かわさきTEKTEK」とは
かわさきTEKTEKは、市民の健康意識を高め、その運動の成果を子どもたちの学校生活に還元し、健康と優しさが循環する「健康循環社会」を目指す取り組みとして2023年10月にスタートしました。参加者がウォーキングアプリで歩いてポイントを貯め、応援したい川崎市立の小学校(小学部のある特別支援学校を含む)を選んで寄附できます。学校では寄附されたポイント数に応じた応援金を市から受け取り、子どもたちの学校生活を充実させるために活用できます。
この事業は歩いた成果を本人だけでなく、子どもたちに還元していくことから
T:楽しく E:笑顔で K:健康に T:貯まった E:笑顔は K:子ども達に
という意味を込めて「かわさきTEKTEK」という名称がつけられました。
- 川崎市は登録者目標を、3年間で市民の1%にあたる1万5000人と掲げましたが、取組の輪が広がり2024年8月現在で5万3000人超が参加しているんです。
応援金を何に使うかは学校ごとに子どもたちが話し合いで決めます。応援金は市の税金を使うのではなく、市の基金(企業等の協賛金、競馬・競輪の収益金)を活用しています。また、参加者には、寄附したポイントに応じて付与されるチケットで、協賛企業等からの応援特典の抽選に応募することができるメリットが。企業・団体からの協賛には、川崎フロンターレのクラブハウス体験会や川崎ブレイブサンダースの選手バスケット教室(令和5年度実績)など体験できるものが多く、川崎市ならではの魅力が揃っています。
市の担当者は「多くの参加者に『自分の健康の取組が子どもたちの応援に繋がっている』ことにやりがいを感じていただいている。また、各企業が健康経営やSDGsの一環として取り組む中、アプリの周知にも協力的。利用者の口コミも登録者が増えた要因」と人気の秘密を分析しています。
熱中症対策、キャラクター衣装、書籍…各校から喜びの声
2023年度は117校中98校が寄附額満額を達成しました。全校合計で寄附目標満額1216万円のところ寄附総額は1188万9540円(97.8%)で、そのうち学校指定の寄附が1093万6950円、寄附先指定なしが95万2590円でした。
川崎市立宮内小学校(中原区)
「応援金が満額集まったら、熱中症対策用・屋外ミスト設置に使いたい」とアプリ内でPRしていた川崎市立宮内小学校(中原区)には、満額の14万円の寄附が寄せられました。設置されたミストを体験した児童からは「すずしい」「気持ちいい」「うれしい」と好評の声が挙がっています。「うちのママが、てくてくポイント頑張っていた」「お母さんたちのおかげでミストがついたんだね」などと感想を話していました。
川崎市立西菅小学校(多摩区)にも満額の5万円の寄附が集まりました。
同校では児童会活動や集会の中でしばしば5人の「ニシスゲンジャー」が登場します。そこで、「歴代レンジャーの使用により老朽化しているため、『新型プラグスーツ』(マスクとウエア)の購入に使いたい」と発信していました。学校側は「皆さまの応援金のおかげで、新たなスーツに身を包んだシン・ニシスゲンジャーが大活躍しています」と喜んでいます。
「図書館の本を買って、本をもっと好きになってもらおう」と考えたのは、川崎市立下河原小学校(中原区)です。
同校には5万円(満額)が寄附されました。担当教諭は「児童からのリクエストや総括・学校司書さんからアドバイスをいただき本を買わせていただきました。図書室は大盛況です。新しい本を手に取るみんなは笑顔になっています」と話してくれました。
市民投票でグランプリ決定!イベント参加者上位100名に「お食事券」!!
今回「かわさきTEKTEK」とコラボレーションする「#かわさき推しメシ」は、川崎市内の飲食店の「#推しメシ」をテーマに広く参加店舗を募集し、市民投票等により、グランプリ店舗を決める市民参加型の人気イベントで、今年度で3回目の実施となります。
川崎市には、地元に根付いた魅力的な飲食店等が数多く存在しています。今年度は市制100周年にちなみ、申込を完了した飲食店先着100店舗のスタンプラリーをTEKTEKのアプリ内で実施!店舗で食事をした後、専用の二次元コードを読み込むと、アプリ内でスタンプが付与されます。スタンプラリーで獲得できるポイントも、もちろん学校に寄附することができ、子どもたちの学校生活の充実につながります。
「#かわさき推しメシスタンプラリー」でたくさん歩いてたくさん食べて、たくさんスタンプを集めた参加者上位100名には、「#かわさき推しメシ」で最終審査に残った店舗等で使える「お食事券」がプレゼントされます。 市の担当者は「この機会に参加者の皆様が普段歩かない道を通ることで、ウォーキングをさらに楽しんだり、新たなお気に入りのお店や推しメシを見つけたりして、川崎市の魅力を再発見していただきたいです」と思いを話しています。ぜひこの機会に、川崎市が誇る人気企画のコラボイベントに参加してみてはいかがでしょうか。