上大岡の2店とコラボ
横浜市立南高等学校に通う3年生2人と、上大岡駅徒歩圏内の2店舖がコラボレーションして考案した独自の「優とんカツサンド」が8月2日(土)に限定販売される。「地域の人に食べてもらいたい」と高校生は口を揃える。
カツサンドの開発を店舗と進めるのは、南高生の安達眞那さんと山口茂恵さん。同校では総合的な探求をする学習に力を入れており、地域にある実店舗との協力はその一環の取り組みだ。高校生とコラボしたのは、上大岡西にあるパン屋「ブーランジェリー オンニ」の近賀健太郎オーナーと最戸に移転した「とんかつ蒼樹」の守屋寛店主。
恩師が繋ぐ縁
近賀さんは市立戸塚高校に通学していた。「実は当時の恩師から、(今回の)高校生を紹介されたんです」と話す。現在は南高校で教壇に立つ蛭田祥友教諭が生徒二人と近賀さんを結び、今回の企画に発展したという。
高校生は売れ残ったパンなどを飼料とし、環境に配慮して育てられた豚「優とん」を使った、商品を近賀さんと共同開発。そこで、近賀さんは知り合いで、質の高いとんかつを提供している守屋さんに協力を依頼し、揚げたてのとんかつに仕上げてもらうことに。「高校生から話を聞いて、是非協力したいと思った」と守屋さん。
締切は7月21日
試作のため8日、オンニに集まった4人は、塩味のカツサンドを食べた。試食した安達さんは「お肉も柔らかくすごくおいしい」と笑顔。原材料「優とん」を仕入れる関係で、事前予約販売で受け付ける。
カツサンドは1人前120gのかつを使用し、1100円税込で販売。希望者は7月21日(祝)までに、オンニへ来店し予約をするか、もしくは同店【電話】045・367・8501へ連絡が必要。商品の受け渡しは、8月2日(土)午後1時から3時迄。