試合の応援グッズだけでなく、生活雑貨や川崎の名店とのコラボグッズなどさまざまな商品が並ぶ公式グッズショップ「アズーロ・ネロ」（中原区）。店内には毎週のように新作が登場し、サポーターを楽しませています。この発表ペースと品数は、他クラブからも一目置かれる存在です。

企画スタッフによるミーティング。フロカフェでもよく行っているそうです

　「サポーターの皆さんから『おもしろい』と思ってもらえることを意識しています」と話すのはグッズ企画担当の谷口洋勝さん。企画会議は毎週行われ、谷口さんを含めたスタッフ３人で意見を出し合うところから始まります。「ＳＮＳや選手の一言などをチェックして、良し悪し決めずにアイデアを出します。ネタ探しも楽しみになっています」と常にアンテナを張っているようです。

最速１カ月で商品化

　通常商品化するには２～３カ月かかるそうですが、旬な話題の時は１カ月ほどで商品化することも。今年１月には、小林悠選手が目標として掲げた「二桁ゴール」を「二行」と書き間違えてしまったことがＳＮＳで話題になると、企画スタッフはそこを逆手に取り、「２(木)行アクリルキーホルダー」として商品化。小林選手を「いじった」商品は話題となり、すぐに完売となりました。

完売となった「2(木)行アクリルキーホルダー」ⓒ川崎フロンターレ

キーホルダーを手にする小林選手　ⓒ川崎フロンターレ

選手発案のグッズも

　選手からグッズを発案されることもあります。現在は、「香り」にこだわりを持った瀬川祐輔選手プロデュースによる香水の商品化が進行中とのこと！香りの記念日「10月30日」に合わせて、最終調整をしているそうです。瀬川選手はどんな香りを選んだのでしょうか。今からとても楽しみです！

「フロンターレらしく」

　新作の数が少ないと「フロンターレらしくない」と言われてしまうこともあり、サポーターからの期待値も高くなっています。谷口さんは「もっと喜んでもらえるようなグッズを考えていきたい。グッズを通してプライベートでもフロンターレを身近に感じてもらえれば」と思いを込めました。

• アズーロ・ネロは川崎市民であれば、ぜひ行っておきたいショップ。フロンターレサポーターはもちろん、そうでない人も川崎らしさが随所に感じられるアズーロ・ネロにぜひ足を運んでみてください。