さくら名所100選にも選ばれている県立三ツ池公園で、ソメイヨシノが間もなく見ごろを迎えそうだ。公園によると、開花から1週間で満開となるのが通常とのことで、「今週末が見ごろでは」と話している。一方、緊急事態宣言解除後も、園内では飲食をともなう宴会の自粛を呼びかけており、「引き続き感染対策のうえ、散策のみで楽しんでもらえれば」としている。(2021年3月25日現在)
三ツ池公園は、2月中旬ごろから咲く寒桜を皮切りに、広い園内で78品種1600本の桜が咲く名所となっている。
2021年も早咲きの横浜緋桜などが満開を迎えており、ソメイヨシノは今週末に見ごろとなる予想だという。
2021年もまつりは中止
例年開花時期に合わせ、3月中旬から4月中頃まで行っている「さくらまつり」は、新型コロナウイルス感染防止のため、昨年に続き中止となっている。
スタッフによると、主催や関連イベントなども軒並み中止となっているが、園内は混雑するときも多いとし、公園という不特定多数が訪れる場所での感染対策の難しさを痛感しているという。
「感染対策を考えると悩ましいが、開けている以上は断るわけにもいかない。一人ひとりに委ねる部分が大きい」と同公園。桜の時期が本番を迎える中、引き続き園内での宴会などは自粛を周知していく考えだ。