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〈開成町と真鶴町の児童交流10周年〉真鶴町の児童が開成町金井島の田んぼで田植えを体験

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〈開成町と真鶴町の児童交流10周年〉真鶴町の児童が開成町金井島の田んぼで田植えを体験
小雨が降る中、真剣に田植えを行う子どもたち

開成町と真鶴町の小学生が交流する青少年事業が2025年10周年を迎えた。5月31日は真鶴町の児童22人が開成町を訪れ、金井島の田んぼで田植えを体験した。

真鶴には田んぼがなく、開成には海がないことから、「子どもたちに地元ではできないことを体験させたい」と、2015年から両町は青少年交流を開始。毎年、真鶴町の児童は田植えと稲刈り、開成町の児童は海での体験学習を行う相互派遣を行っている。

31日は開成町が1998年から都心部の子どもたちを招き、農業体験をさせる「米栽培体験学習塾」(鳥海均塾長)を開催。同塾に真鶴町の小学生22人も招待され、田植えを行った。

この日は小雨が降る中、計103人が参加した。冒頭挨拶した山神裕町長は、昨今の米価格高騰の話題に触れ「農家の方が美味しいお米をつくってくれることを忘れないで下さい」と呼び掛けた。その後、児童は4班に分かれ、元気に田んぼに入った。最初は慣れない手つきだったもの、地元農家の指導のもと徐々に慣れていった様子だった。

真鶴町の纐纈(こうけつ)仁志教育長は「普段できないことができるのは貴重な経験になる」と話し、まなづる小6年の宮嶋みまりさんさんと3年のひよりさん姉妹は「水が冷たかったがとても楽しかった」と振り返った。

夏には開成町の児童が真鶴町の三ツ石海岸を訪れ、「磯の生物の観察会」に参加する予定。開成町の石塚智久教育長は「こうした交流が10年続いているのは素晴らしいこと。今後も続けていきたい」と話した。

住所

神奈川県足柄上郡開成町金井島

公開日:2025-06-15

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