開成町とあしがら環境保全(南足柄市狩野)は5月23日、協働でこれまで可燃ごみとして処理されることが多かった「製品プラスチック」のリサイクルに取り組むことを発表した。2027年に町グリーンリサイクルセンター内に、プラスチックを破砕して再商品化用の原料製造工場が新設される予定。
両者は23日、「製品プラスチックの分別・リサイクル事業の推進に関する協定」を締結。新工場は、足柄上地域1市5町の製品プラスチック全てを処理できる、1日約5トンの処理能力を持つ予定。県西地域の拠点施設として期待されている。
協定式で開成町の山神裕町長は「環境に配慮した全国に先駆けた取り組みにしたい」とコメント。あしがら環境保全の加藤誠一社長は「共創をキーワードに、ゴミ分別など町民の協力を得て、新たな挑戦を成功させたい」と話した。
町は今後「製品プラスチック」の単独回収など、新たな分別方法の導入と実証実験を検討していく。