相模川水系での鮎釣りが6月1日に解禁となり、初の週末となった7日、相模原市内の水域でも多くの釣り人が竿を振る姿が見られた。
水郷田名と愛川町を結ぶ高田橋付近の河川敷でも早朝から「太公望」が入水し魚影を追った。今シーズン初めて竿を出したという60代の男性(厚木市)は「この時期を待ち侘びていた。昨年もいい釣果だったポイントだったのでここを選んだ。結果はまずまず」とシーズン到来を楽しんでいた。
天然遡上の鮎の漁場として知られる相模川水系は大規模な流れの本流や澄んだ急流の中津川、山里に包まれた小鮎川など、さまざまなポイントがある。相模川上流部と支流の中津川中流域の2つの河川を管理する相模川第一漁業協同組合によると、12cmから大きいものでは19cmほどの魚もあがっているという。
同水系での鮎釣りには遊漁券が必要。おとり鮎の販売店や釣具店、コンビニエンスストアなどで購入可能で、年間券は1万3千円、1日券は2千円(現場売りの場合は3500円)。各河川の釣果や遊漁規則等は相模川漁業協同組合連合会HP(http://sagamigawa-gyoren.jp)から確認可能。