開成町教育委員会は、町民センター3階に学習室を試行的に設置し、一般開放することを発表した。期間は7月1日(火)から来年3月31日(火)まで。
役場隣にある町民センターは1986年10月に開館した。老朽化のため、23年度から約2年間の改修工事が行われ、今年1月から利用が再開されている。
学習室の場所は、町民センター3階大会議室の隣にあった旧放送室。工事に伴い、放送設備が大会議室内に移設されため、有効な利用方法を探っていた。
教育委員会は夏休みに合わせこれまで、町民センター内の会議室、改修工事期間中は役場1階の臨時図書室の一部をフリースペースとして開放してきた。「学校の定期テストや受験対策のために常設で学習室を設置して欲しい」との声が多く届いていたため、設置に至った。
机7基に、椅子14席。住所や年齢条件はなく、誰でも利用可能だが、学習目的以外での利用は不可となる。平日は午前9時半から午後8時半、土日祝日は午前9時半から午後5時に開放される。月曜と同センター休館日は休室。先着順で事前予約の必要はないが、あらかじめ図書室の利用登録が必要となっている。
試行期間後は、利用者の声を聞いて、継続の有無を判断していく。教育委員会の担当者は「小田原の施設を利用する学生もいたと聞いています。試行設置となりますが、状況を見て使いやすい形を検討していきたい」と話す。
役場3階の議場も7月22日(火)から8月22日(金)の夏休み期間中、中学生以上に自習室として開放される。