松木にある園芸専門店グリーンギャラリーガーデンズで、7月27日(日)に「八王子夏やすみマルシェ」が開催される。
主催は「八王子をもっと盛り上げたい」という共通の思いを持つ、30代を中心とする市民グループ「八王子びょんびょん引っ張り隊」。八王子で事業を行う企業・店舗の2代目などの次期経営者や、新規事業を立ち上げた個人らが集合し、昨年春に結成された。
地域活性を牽引
同隊の一員でもあるグリーンギャラリーガーデンズの吉田佳右さんによると、現在のメンバーは約30人。八王子の地域活性化を牽引する事業者仲間同士、悩みや情報を共有する中で「せっかく知り合いになれたのだから何か街を盛り上げることができないか」と話し合い、それぞれの事業を知ってもらえる「マルシェ」を企画。同隊初のイベント開催となる。
また八王子は都内有数の広さがあるため「東西の人的・文化交流を促したい」とも画策。高尾や恩方地区など「市の西側に暮らす人は別所や南大沢地区のある東側は遠くて来づらい。マルシェには市内各所の企業・店舗が出店するので、その魅力を一度に味わってほしい」と意図を説明する。
マルシェには地元洋菓子店や農家、工務店、整骨院など、フード販売やワークショップなど15の企業・店舗が集結。出店者の一人で、南大沢でカフェやヨガスタジオを運営するリンナヘルシーライフスタイルの田中麻衣さんは、米粉スイーツなどを販売。「(マルシェを通して)初めて出会うお客様に、一人でも多く当店のことを知っていただけたらうれしい」と意気込む。
美山町で金属加工を行う小沢製作所(オズオプス)の小沢達史さんは、マルシェへの出店をマーケティングの場として生かしたいと考える。「発売を控えた金属製キャンドルホルダーの製作キットをワークショップで組み立てる。お客様のリアクションを間近で見て、商品開発に生かしたい」と期待を込める。
マルシェは午前10時から午後4時まで。詳細はイベント名で検索。