せいじのひろばin川崎
中高生9人で活動する「ぽりーず」が小中学生向け政治体験イベント「せいじのひろばin川崎」を8月31日(日)ミューザ川崎研修室(幸区大宮町)で開催する。議会のような話し合いや模擬投票の体験などを企画。政治を身近に感じてもらいながら「主体的に社会へ関わるきっかけになれば」と願いを込める。
中高生9人で活動「ぽりーず」
ぽりーずは「政治は身近で、面白い」をキャッチフレーズに、2025年3月には千葉県流山市でイベントを開催。関東から全国での開催を目指す。
共同代表の谷春香さんによると、メンバーの中には陳情などを通じて社会に声を届けてきた経験者もいるという。「不満や違和感を心の中にしまっておくだけでなく、言葉にして届けることで、大人や議員の方々が真剣に向き合ってくれる」と実感。こうした経験や思いをもとに、政治を「楽しく・やわらかく」触れてもらうことを目指し、イベントを企画。谷さんが川崎市在住であることから川崎での開催を決めた。
模擬選挙体験やワークショップ
イベントは、小学生にも身近な「教育」などをテーマに、少人数で意見を出し合う話し合いの場や実際の投票箱を使用しての模擬選挙体験を行う。架空の町を舞台に、参加者と議員がより良いまちについて考えるワークショップも予定。現在、議員の参加交渉を行っているという。
事前申し込み制
午前10時開場で、10時30分から正午、午後1時30分から4時の2部制で行われる。会場には3つのブースが設けられ各ブース20分で回る。参加費は無料、事前申し込み制。
申込はこちらから。
7月20日に行われた参議院議員選挙について谷さんは、「政治不信や偏った意見、さまざまな情報が飛び交う中、人によっては冷静に判断するのが難しい選挙だったのでは」と推察。インターネット上には誤情報も多く、何を信じるかを見極める力の大切さを改めて実感したといい、「すべての当選者を、政治についてしっかり学んだ市民が冷静に見守っていくことが必要だ」と語った。