横須賀市重要文化財(2019年指定)の市立万代会館(津久井2の15の33)の活用を考える意見交換会が10月25日㈯、現地で開かれる。建築物を通して地域の歴史を学ぶ市民グループ「横須賀建築探偵団」の主催。
同会館は雁行(がんこう)した茅葺き屋根が連なる数寄屋風の別荘建築。1928年頃に建てられ、帝国銀行頭取やソニー会長などを務めた財界人の万代順四郎氏が別邸として37年に取得した。78年に建物と敷地が市に寄贈され、その翌年から市民に開放されている。
現在は耐震性に不安があるとして室内利用が中止され、庭園のみの開放となっている。こうした事情も踏まえ、文化財建築を維持保存していく意義などについて意見を交わす。
午後1時から万代会館の建物見学と解説があり、川尻町内会館に場所を移して、他都市の活用事例などを学ぶ。
参加費500円で事前申し込み制。希望者は同団の富澤さん090・4016・2265。