創立30周年を迎えた市立新鶴見小学校で2025年11月15日、記念式典が行われた。児童式典では各学年がこの日のために準備してきた歌やダンスを披露。また、30周年記念で制作したダンスを全校児童で踊り、みんなで周年を祝った。田名部和美校長は「地域、保護者の皆様のおかげで華やかな周年を迎えることができました」と感謝を述べた。
今と未来を結ぶ懸け橋へ
児童たちで考えた30周年の記念スローガンは「『結』 今と未来を結ぶ架け橋へ」。地域の人々、過去現在未来、友達など様々なものを結ぶ思いが込められている。
児童式典に先立って行われた記念式典では、地域関係者や来賓ら約80人が出席。田名部校長は「地域の皆様の協力があったからこそ歩んでこれた」と地域への感謝を語り、記念式典の運営委員長を務めた江ヶ崎町内会の黒川治宣会長から児童代表に記念品贈呈も行われた。
その後に行われた児童式典は、昨年度から2年をかけて児童が主体となって、学校地域がサポートする新しい形の周年行事として取り組まれた。冒頭には周年記念キャラクターの「つるりん」によって児童が30年前にタイムスリップする動画からスタート。開校当時は校舎西側に工場地帯が残っていた懐かしい写真などが紹介され、児童たちから驚きの声があがった。

児童式典のダンスで会場は大盛り上がり
また、学校の校歌や校章の制作者に児童たちが質問するコーナーでは、「未来に羽ばたいてほしい」という校歌に込めた思いなどが語られた。
各学年の発表では「地域」や「保護者」「未来へ」など、それぞれのテーマに沿ったダンスや歌などで会場が大盛り上がり。また、ステージには鶴の飾りが登場し、「30周年おめでとう」のメッセージで祝った。そして、この日のために児童たちが折った鶴で「結」の文字を描いた記念飾りがお披露目されたほか、周年記念ダンスを全校児童で踊るなど、児童や学校関係者、地域住民みなで周年を祝った。
操車場跡に創立して30年
新鶴見小学校は、日本の3大操車場と呼ばれた「新鶴見操車場」の跡地に1995(平成7)年に開校。地域の再開発で人口が増加していたこともあり、地元の矢向一丁目町内会と江ヶ崎町内会が学校新設を市に要望して開校が決まった。校名には「新しい鶴見が拓けることを願って」との思いが込められている。
開校当時は校舎の西側に工場地帯、東側に横須賀線が走る環境で、粉塵・騒音対策として全館空調方式が採用されるなど、当時としては珍しい校舎だった。
また、新鶴見公園が隣接し、コミュニティスクールと一体化していることも大きな特徴で、地域における「ふれあいの場」の形成を大切にしている。開校当初から樽太鼓演奏や地元の歴史学習などで住民ボランティアの「スクールパートナー」が協力。地域学校協働本部「しんつるサポーターズ」も地域と学校をつなぐ活動に尽力するなど、学校と地域の密な関係が続いている。
鶴見区内では最も新しい小学校で、2010年に緑校舎、16 年に赤校舎が完成。現在は開校当時の約2・5倍の885人の児童が通っている。
記念キャラは「つるりん」
鶴をモチーフに児童が考案
30周年の記念マスコットキャラクターは「つるりん」=写真。

卒業生考案のつるりん
昨年度に全校児童からデザインを募り、投票によって決まった。デザインしたのは、昨年度卒業した山田咲希さん。母親と一緒に考え、校名の「鶴」をモチーフにデザインした。つるりんの額の赤い輪は、学校と地域のつながりをイメージ。首元の虹色のマフラーがアクセントとなっている。
また、つるりんの好きなものは「電車」と「大根」。これは、同校近くに電車が走っていることと、毎年みんなで学校農園で大根を収穫していることから選ばれた。
つるりんは10月に行われたスポーツフェスティバルにもサプライズ参加し、児童たちから大きな歓声で迎えられた。記念式典でも地域の人たちにお披露目され、30周年を祝うキャラクターとして今後も学校行事などに登場して愛されていく。

式典に登場したつるりん
特別給食で周年をお祝い
式典後に児童たちが舌鼓
30周年を祝う特別な献立の給食が15日の式典後に振舞われ、児童たちが堪能した。
メニューは、赤飯や金目鯛など縁起の良い食材がいっぱい。特に、金目鯛の野菜あんかけに使われたネギは、学校農園で同校7組の児童たちが育てたものが使われた。

児童考案のメニューも登場
また、25日にも特別献立が用意され、給食委員会の児童たちが考えた特製醤油らーめん「つるりんめん」が登場。つるりんの赤いとさかをカニカマで、丸い顔をうずらで可愛らしく表現。また、焼きのりの袋のイラストも児童が考案するなど、特別メニューをみんなで作り上げた。
「地域とともに歩む学校に」
運営、実行委からお祝いの言葉

「創立30周年、誠におめでとうございます。
新鶴見小学校は開校以来『地域とともに歩む学校』を目指し、地域と共に発展してまいりました。初めは小さな学校として誕生しましたが、学校、保護者、地域が協力して『スクールパートナー』が結成され、その想いが『しんつるサポーターズ』に繋がり、地域協働で共に成長して参りました。
『子どもたちにワクワクを届けよう』を合言葉に、30周年のテーマ『結』にもあるように、今と未来をバトンで繋いでいく活動を今後もできればと思います。この30周年を新たな出発点として、これからの時代を生き抜く子どもたちを今後もまちぐるみで支え、更に魅力に満ちた学びの場となることを祈念しています」











