35年前に小田原城で開催された野外彫刻展の作品が展示されている上府中公園(小田原市東大友)で11月23日、作品の一つ「エッサ・ホイ・サッサ」が市民の手で鮮やかな色に再塗装された。
野外彫刻作品の周知とメンテナンスを通じて、当時の姿をよみがえらせることを目的にしたイベント。おだわらミュージアムプロジェクトが主催した。
小田原城野外彫刻展は、市制施行50周年記念事業の一環として1990年に開催された。会期後作品は市内の施設に設置され、同公園には現在10点が展示されている。
当日は24人が参加し、武蔵野美術大学教授の戸田祐介さんのガイドで10点の野外彫刻を鑑賞したのち、「エッサ・ホイ・サッサ」の作者である太田明甫さんの指導のもと、再塗装を行った=写真。同プロジェクトの木下泰徳さんは、「子どもはもちろん大人も夢中になって楽しそうでした」と振り返った。












