湘南地域は農業、畜産業、水産業などの一次産業がバランスよく営まれている地域。生産地と消費地が近いこともあり、「地元の生産物をPRすれば、直売等の販売に結び付きやすのでは」と考え、神奈川県湘南地域県政総合センターでは、現在推進している「地域特産品育成応援事業」の一環として、神奈川県立平塚農商高校食品科学科と農業総合科の2年生の生徒たちに協力をお願いしました。
生徒たちは、かながわブランドに登録されている鶏卵「さかもとのたまご」を使ったカステラづくりを体験。地元の食材について学ぶだけでなく、実際に味わってその魅力をInstagramなどで発信していきます。
■ かながわブランド「さかもとのたまご」とは?
実習の主役となるのは、伊勢原市の豊かな自然環境のなかで丹精込めて育まれた「さかもとのたまご」。コクのある味わいと豊かな風味が評価され、「かながわブランド」に登録されている地元の逸品です。

かながわブランドに登録されている「さかもとのたまご」
実習では、生産者である有限会社坂本養鶏の坂本直弥さんによる特別講話も実施されました。第一に「安心安全」で食べられることに注力しているという坂本さん。朝3時に鶏舎に灯りをつけ、9時から1日平均4000個、繁忙期には5000個を超える卵を販売しているそう。

坂本さんの説明を聞く生徒たち
卵にかけるこだわりや、新鮮な地元産品を地域で消費する「地産地消」の価値について直接耳を傾けた生徒たち。「普段何気なく食べている卵にも、たくさんの工夫や思いが詰まっているんだ」と、食材への敬意と理解を深めました。

神奈川県産たまご庭先販売所マップ 「(一社)神奈川畜産会」
■ 部屋中に広がる甘い香り!カステラづくりスタート
いよいよお待ちかねのカステラづくり。生徒たちは班ごとに分かれ、丁寧に手順を進めていきます。
ボールに割入れられた「さかもとのたまご」は、見た目にも黄身がプリッと盛り上がり鮮やか!生徒たちからは「やっぱり地元の新鮮な卵は泡立ちが細かい気がする」や「濃厚卵白と水様卵白がしっかりとわかれていて、一目で新鮮さが伝わってきた!」などとの声が聞かれました。
しっかり空気を含ませて立てたメレンゲと材料を丁寧に合わせ、じっくりとオーブンへ。焼き上がりを待つ間、調理室には香ばしく甘い香りが満ちていき、期待感も最高潮に達します。

ふっくら仕上がりました。「おいしそう」
こんがりときれいな焼き色がついて焼き上がったカステラは、まさに絶品!ふっくら、しっとりとした焼き上がりで、「さかもとのたまご」ならではの濃厚なコクと優しい甘みが際立つ極上の仕上がりとなりました。

一つ一つ丁寧に包んでいきます
■ 高校生目線で「地元の魅力」を世界へSNS発信!
実食体験を終えた生徒たちは、感想やアイデアをまとめる作業へ。
今回の取り組みのポイントは、“高校生のリアルな言葉”でSNS発信を行うことです。 生徒たちは、完成したカステラの美味しそうな写真や実習中の笑顔とともに、高校生ならではの感性で魅力をキュレーション。
同世代や子育て世代をはじめとする多くのユーザーへ向けて、地域の一次産業の魅力をフレッシュな視点で届けています。
■ 取材を終えて(まとめ)
湘南地域は、海も山もあり、農業・畜産業・水産業がとても身近な恵まれたエリアです。生産現場と私たちが暮らす街が近いからこそ、新鮮で安心な食の恵みをすぐに味わうことができます。
今回の平塚農商高校の取り組みは、地元の若者が地場産品の素晴らしさを知り、自分の言葉で発信していく素晴らしいきっかけとなっていました。
皆さんもぜひ、身近にある「かながわブランド」や地元の美味しい食材に目を向けて、毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?











