県や市の指定文化財などが11月1日(木)から4日(日)まで、秦野市内各地で特別公開される。時間は午前10時から午後3時まで(桜土手古墳展示館は午前9時から午後5時)。入場無料。申し込み不要。
毎年11月1日から7日に全国的に設けられている文化財保護強調週間に合わせ、秦野市では例年、文化財所有者の協力のもと文化財を公開している。
今回は、今年8月に東光寺の薬師堂山門が市の重要文化財に指定されたことに伴い、本来12年に1度の寅年の開帳日以外は見ることができない木造薬師如来立像(りゅうぞう)も特別に公開される。また、桜土手古墳展示館で公開される琥珀大珠は文化財として未指定だが、直径6cm程と日本最大の有品とされている。市では「郷土の宝を間近で見ることのできる貴重な機会。ぜひ多くの市民に足を運んでもらえれば」と来場を呼び掛けている。
公開する場所と文化財
◎宝蓮寺大日堂地蔵堂(蓑毛674)=木造五智如来坐像(ごちにょらいざぞう)、木造聖観音菩薩立像(しょうかんのんぼさつりゅうぞう)、木造十王像等諸仏(じゅうおうぞうとうしょぶつ)、木造二王立像(におうりゅうぞう)
◎東光寺(南矢名366)=薬師堂山門、木造薬師如来立像(※本来寅年のみ公開)、木造聖観音菩薩立像
◎円通寺(寺山780)=木造十一面観音菩薩立像
◎桜土手古墳展示館(堀山下380の3)=二子塚(ふたごづか)古墳出土 銀装圭頭大刀(けいとうたち)、東開戸遺跡出土 翡翠大珠(ひすいたいしゅ)と琥珀大珠(こはくたいしゅ)
問い合わせは秦野市生涯学習文化振興課【電話】0463・87・9581へ。