カリフォルニアスタイルのパイ専門店として大人気の「Pie Holic(パイホリック)」が3月21日(木・祝)、オープン3周年を記念してメニューを大幅リニューアルしました。デザート系はもちろん、パイの常識を覆すセイボリーパイ(惣菜パイ)など、本場アメリカで最旬の新メニューを開発し、その数なんと全43種類!「プレミアムアップルパイ」「チーズポットパイ」「パイシェイク」など多数の新メニューが登場したので、紹介していきます。
種類豊富な様子を動画で(これでも全種類収まってません)
紙袋で甘い香りを閉じ込めた「プレミアムアップルパイ」
こだわりのりんごは、季節や産地など旬に合わせ高糖度で酸味の少ないもの。この春は、秋に収穫後、貯蔵して糖度15.6度に高めた「ふじ」で、1つのパイにつき1.5個分使用しています。シナモンなどが入った自家製のシーズニングを通常の倍量入れて5時間煮込んでいます。
さらなるこだわりは、焼き方と提供方法。プレミアムアップルパイは、紙袋に入れてオーブンで焼きます。袋の表面に卵を塗ることで保湿効果を高め、りんごの香りや風味がさらに閉じ込められるそう。席には紙袋に入ったまま提供。袋を開けた瞬間にふわっと甘く芳醇な香りが楽しめます。
モッツァレラがたっぷり伸びる「チーズポットパイ」
どこまでも伸びるモッツァレラチーズがたっぷりの「チーズポットパイ」。スキレットに生地を敷き、牛肉やマッシュルームが入ったミートソースと、「アリゴ」というマッシュポテトにチーズを混ぜたものをかけて、さらにチーズをトッピングしてオーブンで焼きます。
パイを丸ごと飲み物に!?「パイシェイク」
パイ×ソフトクリーム=パイシェイク!ソフトクリームと牛乳にスイーツパイを丸ごと入れてシェイクした“飲むパイ”。クラッシュされたパイ生地のサクサク食感が味わえる新しいパイの楽しみ方です。
スモアパイシェイク(焼きマシュマロとチョコレート)、ヌテラバナナパイシェイク(ヘーゼルナッツとチョコレート風味)、ストロベリーパイシェイク、ダッチアップルパイシェイクの4種類。
アメリカ50州の郷土料理をパイに
「Pie Holic(パイホリック)」は、横浜・みなとみらいの商業施設「MARINE & WALK YOKOHAMA(マリン アンド ウォーク ヨコハマ)」開業時の2016年3月、日本初出店。オープン当時は毎朝100人の行列が出来る人気で、パイブームの火付け役となりました。3年で来店数計40万人、計60万枚のパイを提供してきたといいます。
ブランド開発責任者の小川寛樹さんは、開業前、ロサンゼルスやサンディエゴでパイを出しているお店を巡り、現地の人が日常的に食べているお惣菜のパイを日本人に合うようにメニュー開発。今回のリニューアルに当たり、さらにアメリカ南部や東海岸、カナダとの国境近くまで足を運び、グランドメニューを刷新しました。
- 「ロブスターポットパイ」…ロブスター漁が盛んな米国最北東部メイン州のロブスターとクリーミーなホワイトソースのパイ。
- 「チミチャンガ」…アメリカ南西部やメキシコで食べられるパイ。お米や豆、チキンなどをトルティーヤで包んで揚げたもので、春巻きみたいなパリパリ食感。サルサやワカモレ、サワークリームなどをトッピング。
- 「トマトパイ」…チーズの上にトマトを敷き詰めたアメリカ南部のパイ。様々な甘みや酸味の4種類のトマトがフレッシュで美味しい。
小川さんは「“パイの百貨店”を作る意気込み。みんなで数種類を囲んで、手で食べるとお互いの顔見ながら食べられる。カジュアルな雰囲気で楽しんで欲しい」と話していました。