ざるを伏せたような丸みをおびた形の株に、色とりどりの小花が咲き誇る「ざる菊」の花見会が、南区磯部にある勝坂(かっさか)歴史公園近くの農園で11月13日(水)まで開かれています。近隣住民有志で、ざる菊の栽培に取り組む「新磯(あらいそ)ざる菊愛好会」(藤曲和美(ふじまがりかずみ)会長)が主催。11月3日(日・祝)には式典が予定されています。
今年は綺麗で大振り
花見会は同会が発足した2009年に始まり、令和元年の今年で11回目となる。およそ750坪の段丘に、紅、白、黄、ピンクなど約8種類、約1300株のざる菊が整然と並ぶ。会場では期間中、ざる菊の鉢植えや地元産野菜、石焼き芋、卵などが販売されます。野菜などは午前中に売り切れる場合もあります。
藤曲会長によると今年は開花こそ少し遅いものの、株自体は綺麗で大振り。「台風の影響なども少なく、良い花ができました。11月中旬まで色鮮やかなざる菊本来の姿を楽しんでもらえるはず」と太鼓判を押している。恒例となっている花文字も健在で、今年は「令和」に挑戦しています。
11月3日には式典も
3日の式典は11時から。勝坂はやし保存会、相模の無鉄砲太鼓、オカリナの演奏が行われる。毎年人気を集める地元の婦人有志による「うどんの振る舞い」(無料・先着100人)や、新磯商盛会による飲食店舗の出店なども予定。また、相原高校(緑区)の学生らが式典での司会や店舗での販売にも協力しています。
会場は勝坂歴史公園近くの個人農園(磯部4375付近)。期間中は10時頃から15時頃まで入場でき、勝坂こどもの広場が臨時駐車場(無料)として開放されます。問合せは同会【携帯電話】080・4168・8848へ。
楽しく「古代人体験」も
縄文時代にちなんだ学び・遊びを体験できる「勝坂遺跡縄文まつり」が11月3日(日・祝)、史跡勝坂遺跡公園(磯部1822)で開催される。10時から13時まで。小雨決行。主催は市教育委員会。
当日は土器の野焼きや縄文服の試着、発掘調査や石器制作など体験コーナーが盛りだくさん。さらに勝坂自治会連合会、新磯観光協会が模擬店を出店します。火おこし検定、物販以外は無料。問合せは市文化財保護課【電話】042・769・8371、当日のみ公園管理棟【電話】046・257・7855へ。