横浜市緑区内在住のシンガーソングライター木村真紀さんらが、現在各家庭などで使用しなくなった鍵盤ハーモニカを集めている。今後、インドネシアに住む子どもたちに寄付する予定だという。
「子どもたちに音楽を届ける」
木村さんは、「子どもたちに音楽を届ける」というプロジェクトの一環で、今年の1月末頃から約2週間、インドネシアのジャワ島を訪れた。区内在住で、スティールパン奏者の岡真樹子さんも同行した。2人は、現地の小中高などでコンサートを実施。木村さんは「訪問した場所は、比較的貧しい地域だった。でも、子どもたちは元気いっぱいで、笑顔で迎えてくれた」と訪問を振り返った。
そこで、木村さんが見つけたのは、いくつかの音が出ない壊れかけの鍵盤ハーモニカだった。その鍵盤ハーモニカを使って、ドラえもんのテーマ曲などを演奏。現地の子どもたちにも馴染みのある曲だったため、盛り上がりを見せたという。
子どもたちに音楽を楽しんでもらいたい
演奏終了後、木村さんが、「壊れていない鍵盤ハーモニカがあれば欲しいか」を問いかけると、元気のよい声で「欲しい」という声が響いた。木村さんは、日本で探すことで、何個かの鍵盤ハーモニカを集めることができると考えた。
「次回訪問する時には、持ってくるね」と子どもたちと約束した木村さん。木村さんは「子どもたちに音楽を楽しんでもらえるように、ハーモニカを贈りたい。協力してくれる人がいたらうれしい」と話した。
また、同行した岡さんは「また子どもたちと演奏したい」と笑顔を見せた。
鍵盤ハーモニカの寄付が可能な人は、一般社団法人フラットガーデン【電話】045・512・5649へ連絡を。