手弁当でデリバリーサービス『石川町eats(イーツ)』休業中の飲食店スタッフが配達(横浜市)

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手弁当でデリバリーサービス『石川町eats(イーツ)』休業中の飲食店スタッフが配達(横浜市)
特注ボックスで配達(石川町3丁目のバー経営者で配達スタッフも兼ねる加藤英徳さん)

 横浜市の石川町飲食店関係者有志によるデリバリーサービス「石川町eats(イーツ)」が好評を得ている。

 現在石川町の24店舗が登録。対象商品は、ハンバーグやステーキなどの肉料理をはじめピザやバーガー、パン、またトルコ料理、韓国料理、お好み焼きなどと幅広い。1配達につき1500円以上の注文が条件で別途配達料が500円となる。配達料はデリバリースタッフの収入になる。

5月1日からサービススタート

 新型コロナウイルス感染症の影響により、休業を余儀なくされている飲食店を応援しようと石川町活性化委員会が中心となって企画。5月1日からサービスをスタートさせた。当初は飲食店を紹介するチラシ配布を考えたが、BARなどの夜を中心とした飲食店は完全休業状態ということもあり、その経営者をはじめ休業で働けなくなったスタッフに直接の支援になればと、テイクアウト商品のデリバリーに取り組むことになった。

 配達は、スタッフ持ち出しの原付5台と2台の自転車を活用し7人体制でサービスを提供。営業時間は午前11時から午後8時まで。緊急事態宣言終了後も様子を見て継続を予定する。

注文はサイトまたは電話で

 注文は専用サイト(https://ctm-ishikawacho.stores.jp/)または電話(045・307・2190)で受付。支払いはクレジットカードや電子マネーによる事前決済を基本とするが、高齢者を中心に利用者からの要望を受け現金での支払いにも対応している。また配達エリアも当初は中区、南区としていたが、西区と磯子区の一部にまで広げた。

  地元のひらがな商店街会長で同サービスの中心メンバーの一人、佐藤晃一さんは「すべて手弁当ですよ」と笑った。また今後を見据え「宣言が解除されてもすぐに良くなるわけではない。コロナの第2波もくるだろうから、このサービスを充実化させていきたい」と話していた。

住所

神奈川県横浜市

電話

045-307-2190

045-307-2190

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公開日:2020-05-28

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