猿島航路の(株)トライアングルは7月15日、猿島を訪れる人や「第二海堡上陸見学ツアー」の参加者を迎える新拠点「三笠ターミナル」を三笠桟橋前にオープンさせた。
建物は3階建て。1階にチケット発券所や待合室、土産販売、軽飲食コーナーを配置。横須賀の観光スポットを紹介する案内所も設けた。2階は、猿島の歴史や史跡などを映像や音楽で紹介するビジターセンター。第二海堡に関する展示資料もあり、現地を訪れたかのような感覚に浸れるVRコンテンツを無料で利用できる。3階が同社の本社となる。
14日には、同社のほか関係4者(横須賀市、国土交通省関東地方整備局、京浜急行電鉄(株)、東京湾海堡ツーリズム機構)が揃い共同記者会見を開いた。
挨拶したトライアングルの鈴木隆裕社長は「乗船を待つ際に雨や炎天下で外に並ぶことがないように配慮した。猿島を訪れた人に横須賀周遊を楽しんでもらうための回遊策も展開していく」と抱負を述べた。
同社では、今年から猿島航路を通年運航に切り替え、横須賀市民限定で乗船料金を常時半額とする「市民割」を実施している。