新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2月の開催を最後に中断が続いていた「さがみはら市民朝市」が、7月26日(日)から再開されることとなった。
生産者と市民をつなぐ交流の場として、さらに地産地消を軸に都市農業の振興を図る場として、1992年に始まった市民朝市。当初は北部地区のみで開催されていたが、翌年には南部地区でも開催がスタートした。
現在は第2・第4日曜日に市役所本庁舎正面玄関前広場、第1・第3日曜日に南区役所正面駐車場で開かれ、毎回200人以上が来場する人気イベントとなっている。
喜びと不安と
主催するのは同朝市運営協議会。今年4月に協議会会長に就任した岡本政廣さんにとっては、待ちに待った朝市だ。「まず再開できることに喜びを感じている。地域の活性化にも繋がるイベント。常連さんの顔が見られるのも楽しみ」という岡本会長。
一方、県内で感染者が増えている状況もあり、不安もあると語る。感染症対策として会場内2カ所にアルコール消毒液を設置。出店者もビニール手袋とフェイスシールドの着用を心がける予定だ。また来場者にはマスクの着用、最少人数での来場、周囲との間隔などを呼び掛けていく。「生産者との会話を楽しんでいただける場でもありますが、当面は控えていただくよう、皆さんの協力をお願いしたい」と岡本会長は話す。
買い物袋の持参を
26日に市役所会場で開かれる朝市には12店舗が出店予定。市内でとれた新鮮な野菜、卵の他、パン、コンニャク、豆腐、和菓子等加工品が販売される。時間は7時から8時まで。レジ袋の有料化に伴い、買い物袋の持参を。朝市特製のエコバッグも100円で販売される。