東京都で初となるポケモンマンホール「ポケふた」の設置が8月22日、芹ヶ谷公園で行われた。町田市のシティプロモーションの一環として、ゲームやアニメ、映画などで世界的な人気コンテンツ「ポケットモンスター」をマンホールの蓋に起用したポケふたの設置に、「市の魅力を発信する大きな魅力の一つになる」と石阪丈一市長は話す。
株式会社ポケモンが国内外にポケモンの魅力を発信する「ポケモンローカルActs」の一環で2018年12月にスタートしたポケふたは、これまで北海道や宮城、香川、鹿児島など8道県に設置されてきた。今回、同社から市に「ヒトカゲ」や「フシギダネ」など人気のキャラクターが描かれた6種類6枚が寄贈され、都内初、関東でも横浜市に次ぎ2番目、企画全体として記念すべき100枚目の設置となった(98枚目〜103枚目)。市立国際版画美術館の講堂で同日行われたお披露目式にはピカチュウも登場し、式典に華を添えた。
”生みの親”の縁も
町田市は、ゲームクリエイターでポケモンの生みの親である田尻智氏((株)ゲームフリーク社長)が少年時代を過ごした町で、田尻氏の、昆虫をはじめとした生物の観察や採取を楽しむ”クラス一の昆虫博士”だった経験が「ポケットモンスター」を作るヒントになったとも言われている。
「公園巡りを楽しんで」
石阪丈一町田市長は「市の中心地にある芹ヶ谷公園に設置され、大変嬉しく思います。これから公園の第2期整備計画を進めるにあたり、世界に広がるポケモンと一緒に発展し、多くの人に喜ばれる公園にしていきたい」と話した。6枚のポケふたは同公園全域に疎らに設置されている。