まちあるきのつもりが、今回は「安戸」の交差点をぐるっと。ひたすら山道を登ってやってきたのは、山北つぶらの公園です。理由は一つ。神奈川県のホームページにあった公園のみどころです。「天空の丘ともいうべき開けた空と澄んだ空気、そして何より富士山や足柄平野の眺望―」。ダムの回でも告白しましたが高いところは得意ではありませんが、天空は見たい。
「山に抱かれている感がすごい場所」
しばらく車を走らせてたどり着いた先には山の上とは思えないきれいなエントランス。道沿いの石垣の要塞感に期待が高まります。駐車場に車を停めると、そこにはもうすでに絶景が。足柄平野も富士方面も眼下の町が日差しを受けてキラキラしています。「眺望が良い場所」というよりも、「山に抱かれている感がすごい場所」という表現がしっくりきます。トイレがきれいなのも◎。
山々と同じ目線
案内看板でみつけた展望広場という文字に背中を押され、駐車場からもうひと頑張りした先は標高429mの「さくら山展望広場」。本当はここから富士山を眺めたかったところですが、この日は残念ながら見られませんでした。しかし、山々と同じ目線に立っているような感覚、空も雲も大きく近い―。
きっと一度ではここの魅力は分かりません。「次はまた違う表情を見せてね」と、空に向かってお願いしたのは言うまでもありません。