『木目込み人形』ってご存知でしょうか？桐の粉を固めたボディに溝を掘り、縮緬や金襴など思いおもいの布地を着せ込んで（木目込んで）いく、３００年以上もの歴史のある日本の伝統工芸です。

古くからあるお雛様などの人形だけでなく、現在ではさまざまな題材のモダンな作品も生まれています。

あなたの手にも木目込みを

そんな木目込み人形が、買えてしまうんです。

木目込み人形の教室『けいこ木目込サロン』を主宰する、千田慶子さんの技がキラリと光るブランド『wacomonoya』でオリジナル商品が２月から販売となります。商品だけでなく、初心者も安心して作れる自作キットも販売されます。

• wacomonoya（和小物屋）　https://bandb-on.com/wacomonoya-shop/
• Etsy　wacomonoyaJapan　https://www.etsy.com/shop/wacomonoyaJapan?ref=l2-shop-header-avatar#items

ボディと糊、布地がセットになって届きます

慶子さんは木目込み歴40年。真多呂人形教授でもあります。

コロナ禍前の教室。和気あいあいと楽しいサロン

こちらでは、現代の家庭環境や居住空間などのライフスタイルにあった、コンパクトだけどモダンで可愛らしい置物や壁飾りのほか、手鏡やストラップ、ラペルピンなどが購入可能。色とりどりの鮮やかな布を使用した商品は、見ているだけで思わずにんまり。

桐の粉と生麩糊を独自配合し、地塗胡粉などで固めたオリジナルボディ。海外で人気の桜や青海波、勝ち虫などの縁起の良い布を使った商品もあり、作りだけでなくその裏側にあるストーリーに思わず引き込まれてしまう秀逸でかわいらしい商品がズラリと並び、日々の生活に彩りを添えてくれるはず。

習える、オリジナルを作れる！お教室も

現在は緊急事態宣言下のためお休みとなっていますが、お教室も開催しています。（2021年1月29日現在）

「始めてみたい！」という初心者から資格取得希望者向けまでコースはさまざま。お教室では希望に沿った作品も作れます。中には、母の遺した着物で木目込み人形を作って、お世話になった方々にお返しをしたい、なんて人もいるそう。

木曜日　10時～12時　／　日曜日　14時～16時

月４回コース　6,000円＋材料費

1回体験（1,800円）もあるのでお気軽にどうぞ！

作成の様子。じっくりやるのは楽しそう

溝に糊を入れ、目打ちと平目打ちで木目込んでいきます。糊は水溶性なので、着せ替えもできます。

民泊、レンタルスペース、スタジオも

教室を開催しているのは、東急田園都市線『鷺沼』駅から徒歩6分のレンタルスペース＆民泊『B＆B穏』。

昨年改築したばかりの、きれいなキッチン付きスタジオも使えます。建物内には数々の木目込み作品が並び、ストーリーを聞いているだけでも楽しいですよ！

12月ごとの木目込みの毬。色鮮やか！