箱根町にある岡田美術館(小涌谷493の1)で、特別展「没後220年 画遊人・若冲―光琳・応挙・蕭白とともに―」が3月28日(日)まで行われている。
伊藤若冲(1716〜1800)は金閣寺の障壁画50面や「動植綵絵(どうしょくさいえ)」30幅(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)など大作を描いて名を成した。特別展では、30代後半から晩年までの着色画4件、水墨画3件のほか若冲が学んだ狩野派や琳派などの作品が展示されている。「7件がそろって展示されるのは2016年以来。若冲の技量の高さ、幅広さを物語る作品なのでこの機会に鑑賞を」と担当者は話している。入館料一般2800円。開館/午前9時〜午後5時。
同館では、新型コロナ対策として入館時のマスク着用、非接触型の体温チェックなどへの協力を呼び掛けている。(問)同館【電話】0460・87・3931