飛森谷戸の自然を守る会の山本清幸さん(74)=南平台在住=が撮影した活動写真が、二ヶ領せせらぎ館(多摩区)で、2月28日まで展示されている。
「里都山づくりを楽しもう」
「里都山づくりを楽しもう」と題し、会のボランティア活動の写真を展示。飛森谷戸の自然や彩り、一年を通しての田植えから稲刈り、森の音楽祭などの定期活動の風景や、谷戸に息づく昆虫や雪景色など、四季折々の自然の風景を伝えている。山本さんの活動写真をまとめた写真集「とんもり谷戸の景色の中で」も同展で見ることができる。
写真展は同館1階展示室で午前10時〜午後4時。月曜休館。
10年分の写真集も

展示でしか見られない写真集
山本さんは、仕事をリタイアし「何か地域活動を」と11年前に同会の活動に参加するように。活動は毎月第2月曜日に1時間のほか、イベントなどさまざま。「会費なし・会則なしというゆるい感じが合っていたんですかね」とにっこり。
2020年、山本さんの会での活動が10年の節目を迎えた。「会に何かを残せたら」と、撮りためた10年分の写真を2年ごと5冊にまとめ、1月に写真集を制作した。写真集の末尾にはそれぞれ、笑顔の写真が掲載されている。「作ったものでない、自然に出た笑顔が素敵でしょ。会の素晴らしさが伝われば」と話した。