プロ楽団が拠点とする抜群の音響環境
保土ケ谷区花見台の県立保土ケ谷公園内にある「かながわアートホール」は、神奈川県内唯一のプロオーケストラ「神奈川フィルハーモニー管弦楽団」の練習拠点として活用されるなど県内有数の音楽施設です。
- 県民の芸術活動をサポートする施設で音楽・演劇・舞踊などの練習・発表に利用することができるホールや大きさの異なる5つのスタジオを備えています。
Withコロナ時代「発表の場を失ったアーティスト達を支援」
イベントやライブの中止など、新型コロナウイス感染症の影響は芸術の分野にも大きな影響を及ぼしています。そんな中、プロ・アマを問わず、オンラインで活動を配信する動きが急速に進んでいます。「かながわアートホール」ではWithコロナ時代における芸術の在り方を模索してきました。
- 辿り着いたのが「オンライン」による配信設備の整備でした。
プロ・アマ問わず無料で開放
当初は光回線を常設し主催事業の配信する計画でしたが、コロナ禍が長引く中、プロ・アマ問わず多くの芸術関係者が「発表の場」を失っている状況を危惧。主催事業のひとつである親子向けのコンサート開催へ向けた準備を進める中、「子どもがぐずってしまったら困るので、自宅で音楽を楽しめるのは嬉しい」といった声が多く寄せられるなど、動画配信は「舞台に立つ側」「舞台を鑑賞する側」双方の需要に応えられる新たなツールになると判断し、主催事業以外のホール利用者にも光回線を開放することを決めたといいます。
「新たな形」から見えてきたプラスの側面も
馬場洋一館長は「配信は新しい形の発表の場。地方にいる祖父母にお孫さんの発表を見てもらえるなど、プラスの側面もあるのではないかと前向きに捉えている。プロ・アマ問わず多くの方にご利用いただければ」と話しています。
配信方法がわからなくても大丈夫 スタッフがサポート
ライブ演奏や演劇などの配信を希望する場合は、その旨をホールの利用申し込み時に伝えればOK。光回線使用料は無料で、カメラなど映像制作機材は利用者側が用意します。配信方法などが分からなくても大丈夫。スタッフらがサポートしてくれます。
「カメラの向こう側にいる大観衆」へ向け、一歩を踏み出してみませんか?