2021年3月7日~13日は「世界緑内障週間」という情報を聞きつけ、地域新聞記者が横浜市戸塚区下倉田町にある「おながファミリー眼科」の翁長正樹院長に取材してきました。視野が狭まり、やがて失明にも至る緑内障。40歳以上の20人に1人がかかっているという身近な病気について詳しくレポートします。
「世界緑内障週間」とは?
緑内障の早期発見などを目的に2008年から国際的に行われている「世界緑内障週間」。毎年3月上旬の1週間にかけて各国で啓発イベントが実施されており、日本緑内障学会も当初から行っています。
15年からは一般の人にもなじみやすいよう、期間中に公共施設などを緑色のライトで照らす「ライトアップinグリーン運動」を実施。県内では江の島のシーキャンドルが参加しており、公式サイトの実施の様子をみると、鮮やかなライトが美しい!
クリニック単位でも参加できるようで、公式サイトの実施リストによると県内ではおながファミリー眼科さんが唯一登録されています。
40歳以上の20人に1人が緑内障?
緑内障とは「眼圧が高まり、視神経が障害されることで視野が狭まる病気」のこと。
40歳以上の20人に1人が発症しているという身近な病気で、推定人数はなんと500万人以上!
怖いのは自覚症状がないこと
初期の緑内障は自覚症状がほとんどないのが特性。多くの人が診断されることなく症状が進行してしまい、中途失明の原因1位にもなっています。
だからこそ世界的に緑内障の早期発見を呼びかけているんですね。
レーザー機器を2021年から本格導入
保険適用 片目5分でOK
緑内障は点眼が主な治療方法といいます。さらに同院では今年から保険適用の「選択的レーザー線維柱帯形成術」を導入。
「個人差はありますが1回のレーザーで2、3年効果が持続するため、毎日の点眼治療のような煩わしさがないのが特徴です。片目5分で終了する迅速さもあり、副作用もほどんどないため、患者さんの治療の選択の幅を広げることができます」と翁長院長。
アクセスはサミット下倉田店そば!
サミット下倉田店のそばにあるクリニックビルの2階にあります。駐車場も10台完備。バスの場合は下記表を。
眼科専門医の翁長院長
日本眼科学会認定眼科専門医でもある翁長院長。
「緑内障の早期発見のために40歳以上の方は一度診断を」と話します。