川崎市宮前区を拠点に活動する歌手・しばたまいこさんは、ジャンルを問わず魂を歌で癒し勇気を届ける「魂ヒーラーシンガー」です。川崎のプロフェッショナルとして、これまでの人生と歌に対する思いを聞きました。
インタビューに答えるしばたさん
歌声で魂を癒し、勇気を与える「魂ヒーラーシンガー」
生まれてすぐ祖父母に預けられたしばたさんは、音楽だけが幼児期の空虚な時間を過ごす救いでした。すでに、小学校の卒業アルバムには「アイドル歌手になる」と将来の夢を書いていたそうです。しかし、これまでの人生は順風満帆ではなく、幼いころから病気や環境の変化の連続でした。難病になり入退院や通院を余儀なくされたとき、孤独を支えてくれたのは、やはり歌でした。
大人になってからも元夫からのDVや義父母の介護、ペットロスなどで心身ともに生きる希望を失いました。そんなどん底の人生に光明が見えたのが2021年、難病が完治したのが転機となり、「やりたいことをやろう」と一念発起。これまでの多くの苦しみや悲しみの経験を生かし、「歌手として魂に癒し、希望、勇気、愛、感動を届ける」と決めたそうです。

思いを込め熱唱
宮前区はホームグラウンド
本格的なボイストレーニングを経てバンドを結成し、これまで下井草や佐渡、北新地、関内、札幌など全国各地でライブを行ってきました。
宮前区で地域密着のライブを実施しようと始まった「お蕎麦DEライブ」は20回を超えました。生きる活力や楽しみや交流ができるようにと、鷺沼駅前の飲食店「てらさわ」を会場に2カ月に1回開催しています。「今の私があるのは支えてくれた方たちのおかげです。ご縁に感謝します」。10月には馬絹神社の例大祭でも歌声を披露した。「宮前区は私に希望を与えてくれるホームグラウンドです」と地元への愛着を語ります。

お蕎麦DEライブ

馬絹神社のステージ
宮前市民館でデビュー曲発表
そして念願のデビューが2024年7月27日に決まり、宮前市民館で 2024年11月12日、デビュー曲『YOKOHAMA MID NIGHT LOVE』(作詞・作曲/ANTONIO 編曲/鈴木孝彦)を発表しました。大きな拍手によって観客の前に登場したしばたさんは、「お越しいただき誠にありがとうございます。CDデビューすることができたのも多くの方のおかげです。新曲発表は初挑戦で不慣れですが、最善を尽くしますので楽しんでください」とあいさつ。もう終わってしまった恋だけど、甘く切ない思い出と共に愛に生きる横浜のロマンチックな失恋物語を、見事に歌い上げました。

デビュー発表会
さらに、カップリング曲の『夢ひとつ』(同)も発表。一度だけの人生だから私の花を咲かせたい♪というフレーズから「まさに自分の人生そのもの。曲と詩を合わせて聞かせていただいた時は感動しました」と振り返り、「夢をあきらめずにいたことで、この歌にたどり着けました。歌い続けることで少しでも多くの人に勇気と元気と感動を届けたいです」と述べました。紆余曲折の人生を支えてくれた関係者ら約100人を前に堂々のステージを披露しました。新曲発表会にはてらさわのオーナーたちも駆け付けたそうです。「今の私があるのは支えてくれた方たちのおかげです。ご縁に感謝します」
動画投稿サイトで公開中
しばたさんの生い立ちや歌に込めた思いは動画投稿サイトでも見られます。
ぜひご覧ください。