大井町図書館で館内のソファーに一定間隔で絵本を置いて利用者が並んで座れないようにするといったユニークな取り組みが行われている。
同図書でも利用の制限がある中、密回避と貸し出し促進のためにと、同館の職員が考案した。
職員が選んだ絵本が表紙が見える状態で、ソファーに並んでいる。現在、図書館の利用時間は1人30分程度、原則図書の貸し出しと返却に限られている。こうした中、「移動時や着席時に表紙が利用者の目に入ることで、気軽に手に取ってもらえ、貸し出しまでの時間の短縮にもつなげられる」というのがこの取り組みのねらいという。
同館の司書の栗田めぐみさんは「これを通して、普段は読まないようないろいろな絵本を手に取ってもらい、その作品ならではの世界を楽しんでもらえれば」と話していた。