アーティスト大辻さんと児童560人の手形大輪花 4月30日まで
2027年に旧上瀬谷通信施設(旭区・瀬谷区)で開催予定の国際園芸博覧会に向けて機運を醸成する手形アートがこのほど、瀬谷駅南口近くに掲示された。両区の小学生と横浜市出身のアーティスト大辻紗羅さんが制作した作品で、4月30日まで駅前を彩る予定。
制作したのは、上川井小学校(旭区)と上瀬谷小学校(瀬谷区)の児童560人。2月下旬から3月初旬にかけて大辻さんと一緒に創作し、手形で大輪を表現した。
大辻さんによると、作品のコンセプトは「多様性のパレット」。27年の園芸博のテーマである「幸せを創る明日の風景」をイメージし、世界から多種多様な花や緑が集い、自然と共生した未来を表しているという。参加した上川井小の澤邊壱侍さん(6年)は「手形アートが未来にきれいに残ったり、歴史に残ったりすると嬉しい」、渡辺桃子さん(同2年)=写真=は「(園芸博で)世界中のいろいろなお花を見るのが楽しみ」とそれぞれコメントした。
国際園芸博覧会は27年3月〜9月に開催予定
園芸博は27年3月〜9月に開催予定。市は90年に大阪府で開かれた園芸博と同程度の規模を目指しており、想定来場者は1500万人。手形アートは機運醸成を図るとともに、子どもたちに園芸博について知ってもらうことが目的。瀬谷駅南口の再開発ビルの工事現場の仮囲いに掲示されている。