一般社団法人がんと働く応援団（厚木市寿町／吉田ゆり代表理事）がクラウドファンディングで資金を集めて「現役世代のためのがん防災マニュアル」を作成。４月６日から、希望者に対して無料配布を開始した。

　同法人は、予期せぬがんに直面した個人と企業をサポートし、生活と就労を両立できるようにサポートしている団体。これまでも、厚木市内を中心に、がんサロンや講習会などを精力的に実施してきている。

　今回完成したマニュアルは、がんを知らない現役世代に向けたもの。２人に１人ががんになるともいわれる日本で、『がん防災』をテーマに、がんの正しい知識から普段の備え、いざという時の対応などを分かりやすくまとめている。

　監修は宮崎善仁会病院の腫瘍内科医で、ＮＰＯ法人宮崎がん共同勉強会代表理事を務める押川勝太郎氏。

無料配布

　同法人では、完成した「がん防災マニュアル」を希望する個人・企業に無料配布（送料は希望者負担）している。一企業最大30冊まで。

　現在、同法人のホームページ（https://www.gh-ouendan.com/)で申込みを受付けており、ＰＤＦデータの無料ダウンロードも可能となっている。

　吉田代表理事は「『自分はまだ大丈夫』と思っている方にこそ読んでほしい一冊です。誰もがなる可能性のあるがん。落ち着いて行動するために、一緒にがん防災を始めましょう」と話す。がん防災マニュアルについての問合せは同法人【電話】０８０・４１９８・３１６８吉田さん・野北さんまで。