この連載は月1回、「ふたまたがわ歯科口腔外科」の中谷逸希院長が気になるお口のあれこれについてわかりやすく解説してくれるコーナーです。
舌がヒリヒリ、ピリピリして、食事や会話が辛い。「年のせいかな」「悪い病気では」と心配になる方もいるでしょう。
舌の痛みには、さまざまな原因があります。合わない入れ歯や、とがった歯が舌に当たる刺激、口の乾燥、カビの一種による感染、鉄やビタミンなどの栄養不足、飲んでいる薬が口の乾燥に関係し、それらが原因にもなります。
口腔外科での診察や検査でも原因が見つからず、舌の見た目にも異常がないのに痛みが続く場合は「舌痛症」の可能性があります。中高年の女性に多いといわれ、症状が強く難治性の場合は痛みを伝える神経の働きの変化なども関係すると考えられています。
口腔内の細菌が関係していることも多いので、口腔ケアを徹底し、炎症を抑えるうがい薬だけでも改善することがあります。また、入れ歯の調整や乾燥への対策などで改善する場合もあります。
特定の食材でヒリヒリする場合はそれを避け、熱すぎる飲食物や辛いものなど、刺激を避けましょう。舌を強くこすらないことも大切です。
ただし、治らない傷やしこり、赤い部分や白い部分があるときは、早めの診察が必要です。
特に口内炎が二週間以上治らない場合は、かかりつけの口腔外科に相談を。見た目に変化がなくても、痛みが続くなら我慢せず受診してください。健康的においしく食べるためにも歯科検診を受けましょう。













