川名の新林公園で、フジの花が見頃を迎えている。淡い紫色の花穂と古民家の競演が園内の一角を鮮やかに演出。散策に訪れた来園者の目を楽しませている。
フジは藤沢市の「市の花」
フジは藤沢市の「市の花」で、市内公園や史跡など多くの場所でフジ棚が設けられている。市は市民団体「藤倶楽部」と協働し、これら名所19カ所を「フジロード」と銘打ちPR。引地川、境川沿いそれぞれの散歩コースを設定しており、長さ約130mのフジ棚が整備された引地川親水公園=大庭=や白の「義経藤」と紫の「弁慶藤」が咲く白旗神社=藤沢=なども人気を集めている。
新林公園のフジは植栽場所で花つきに差はあるが、古民家前は8〜9部咲きといったところ。13日、善行と六会から訪れていた70代と80代の3人組の女性は「紫色の房が垂れる様子が素敵。古民家との取り合わせも良く、まるで和歌のよう。満喫できた」とほほ笑んでいた。
フジロードを紹介する「Fujisawa藤ガイド」は市ホームページからダウンロードできるほか、各施設での開花状況や詳しい散歩コースは市観光ホームページでも紹介している。