辞書を引いてみると、「あたらしい出来事や変わった出来事、その知らせ」というのが「ニュース」の意味だそうです。ならばこんなのもアリかな、とやってきたのは、南足柄市の文命堤、大口広場です。
まず看板にはこうあります。「文命堤周辺は、箱根火山の噴火による火砕流堆積物が酒匂川に浸食されることにより生まれた天然の崖と、その崖を巧みに利用して川の勢いを弱めて氾濫を抑えようとした、先人たちの災害との戦いの歴史を学ぶことができるジオサイトです」。「暴れ川」と足柄平野についても詳しく紹介。この場所に限ったことではありませんが、先人たちの知恵と努力が今を支えていることに気づかされます。
さて、広場を歩いていると自由な木々に出会います。地面から上に向かって真っすぐ伸びるのが「木」ではありません。じっと見つめていると、そのうち生き物のように見えてきて、おとぎ話の世界に入り込んだような錯覚に陥ります。
左端、超巨大トナカイが川に向かってお座りしているのではありません。真ん中、短距離選手のスタートの瞬間を捉えたのではありません。右端、右手でフレッフレッ応援団ではありません。見慣れた景色も違った角度からみると、楽しめますね。ではこの辺で。